56. Anti-voidに行ってみる。 ページ13
『ねえメア様』
ﾅｲ「なんだ」
『Anti-voidに行ける機能って、いる？』
ﾅｲ「？ いらないのか」
『だって使い所がないし…』
ﾅｲ「行けば良いじゃないか。彼奴も喜ぶだろ」
『絶対喜ばないどころか帰れって言われるよ』
ﾅｲ「それはそれで面白そうだな」
くつくつと笑うナイトメア。頭痛が痛い。
この前、指輪に追加された機能(？)＿Anti-voidに行けるというものだけど、使う気がしない。
エラーに会いたかったら部屋に行けばいいし、他のAUに行く気も、AU覗きをする気も無いし…
『いきなり行ったら、エラーも迷惑するでしょ？』
ﾅｲ「…まあ、好きにすればいいさ。使わないのなら、使うべき時まで、温存しておけばいいだけだ」
じゃあ俺は行く、と言って、ナイトメアはどこかへ消えた。リビングに一人取り残される。
『…うわ、めっちゃ気になる』
ああは言ったが、試してみるのも悪くないだろう。
ほら、テストだよ。動作確認。そう、ちゃんと使えるか調べるために、しなきゃいけないことなんだ。
言い訳しながら、ネックレスから指輪を外す。右中指につけ、その手を左手で包み込む。
『…Anti-voidへ、』
小さく呟くと、指輪が熱を帯びるのが分かった。そして、目の前にグリッチが現れる。
ごくりと息を飲み、足を踏み入れた。
『！？』
入った途端、勢いよく宙へ浮いた。ギリギリと締め付けられるような痛みを感じて体を見ると、青い糸。その元を辿れば、ここの住人に行きついた。
『ちょっ、エラー！私だよ、Aだよ！』
ｴﾗ「はあ！？」
地面にそっと降ろされ、糸からも解放される。まだヒリヒリと痛むが、すぐに治まるだろう。
『た、助かった…。急に来てごめん、エラー。びっくりさせちゃったよね』
ｴﾗ「オレこそ悪かった、誰かも確認せず吊るしちまって。…最近、インクがウゼェんだ…」
『…大変だね』
そういえば、いつかの晩ご飯のときに「インクがやけに来るようになった」とか「毎回、変なことが無いか聞いてくる」とか言ってたな。
何か事件でも起こってるんだろうか。少し心配だ。
ｴﾗ「それで、何の用だ」
『あ、特に用は無くて。かくかくしかじか』
ｴﾗ「よし、後でアイツは一発殴る」
ドンマイ、ナイトメア。
ｴﾗ「まあ座れよ。…
『良いの？見たい！』
貰ったクッションに座って、二人並んで(少し離れてるけど)AU鑑賞会。
ちなみにNOVELAはめちゃくちゃ面白かった。
57. バレンタイン事件→←55. お土産選びってさ、旅行の最大の楽しみだと思うんだよね（※個人の感想です）
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りんごキャラメル(プロフ) - 凛月 柚さん» コメントありがとうございます！そんな発表があるんですね…授業で推し語りができるなんて、なんだか羨ましいです…！ (6月7日 13時) (
レス) id: fe70d7f35f (このIDを非表示/違反報告)
凛月 柚(プロフ) - determination（ケツイ）、私も英語で使いました〜！好きな人物・キャラクター発表でサンズにしたんですよね笑 (6月6日 19時) (レス) @page22 id: 6ea2b9b2af (このIDを非表示/違反報告)
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