パパ活

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でも、そんな心配も全然必要なくて＿＿＿＿＿

彼から送られてきたメッセージは、大丈夫だよ、また今度会ったときに渡すねっとあまりにも優しすぎる文で。




それを目にすれば、目尻が熱くなってぽろっと涙が溢れる。
スマホの液晶画面に、小さな水溜まりを作った。

何故かって、言われなくても分かる。





自分は＿＿＿＿＿

所謂世間一般の中で、綺麗とは呼べないようなことをしてるんだと自覚があって。





経済的に豊かな男性に、欲に塗れた大人に、
自分の身体を差し出して、その見返りとして金銭的な面で援助を受ける。

それを世間では、あまり良い目では見られるはずがないし、恵まれた環境の人には理解し難いことだ。





でも段々こういうことをしていると、心が擦り減っていくような感覚が重なって、自分自身を大切にするなんて感覚が麻痺していくんだ。

それでも続けるのはこの道の稼ぎ方しか知らないし、今更辞めるのにも意味がないから。





だけど、さっきみたいに誰かの優しさがある、
何気ない言葉がすごく＿＿＿＿嬉しく感じるんだ。
　

濡れた画面を服の袖で拭って、一文字一文字を打つ。
ありがとう！と心からの感謝の気持ちを込めて、送信した。





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