パパ活

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シャワーを浴び終わって、お風呂場から出る。

脱衣所はに自分の服と、その上に置いたイヤリングのすぐ横に、まふくんが使ってと言って、置いてくれたバスタオルに上下のスウェット。


まふくんが私より身長が高いぶん、そこそこぶかぶか感があるな、なんて考えながらその服に袖を通した。





着替え終わったら、廊下を通ってまふくんが多分いるであろうリビングまで戻る。

ほんの少し緊張した気持ちでドアを開けると、ソファにいて顔が反対に向いていたまふくんが振り返る。






『シャワーと服、ありがとう』






そうお礼を言ったら、ううんと彼は首を振る。
まふくんが隣に座っていいよ、と言うみたいにソファをぽんぽん叩くから、隣に腰掛けた。



いつもと全然変わらないのに、変にどきどきしてる。

そんな気持ちを誤魔化すように、壁に掛かっている時計を見れば、その理由はすぐに分かった。


こんな時間に、まふくんと私が普段いないからだ。






まふくんと私が会って話す時刻は大体午後。
そこから別れて家に帰る時は、どんなに遅くても、日が暮れる前って決まってる。

これは、まふくんが暗い夜に女の子1人で帰っちゃだめって言ったから。



今日もまふくん家を出た時は、暗くなる前だったし。その優しさは凄く嬉しいけれど、たまに名残惜しい時もある。

だから、こんな時間にまふくんと一緒にいるのが新鮮で。何を話したらいいのか分からなかった。




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