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今度は彼の一言に大人達が驚く中、私一人だけ聞き慣れない単語を復唱する。
迅「あー、Aちゃんには説明したよね。君のお父さんが黒トリガーになったこと」
A「うん」
迅「この黒トリガーは『風刃』って呼ばれる武器で、"目の届く範囲に斬撃をとばす"ことができるんだけど、使用者に適性がないと使えないんだ」
A「…よくわからないけど、私も使えるってこと？」
迅「ざっくり言うとそういうこと」
A「…使ってないのにわかるの？」
迅「あ〜それは俺の
A「サイドエフェクト…？」
迅「俺は『顔を見た人の未来が視える』んだよ」
また新しい言葉…と思いつつ聞いていくと、今度は言葉の意味はわかっても理解しがたいことを言われてしまう。
A「未来が…？ ……そんなことできるの？」
林藤「
A「……トリオン…」
林藤「あー、それについてはまた後で…」
城戸「一旦話を戻そう。迅、彼女が『風刃』を使えるというのは本当か？」
迅「はい」
にわかに信じがたい能力と、次から次へと新たな言葉と情報の多さに飲み込めずにいると、先程の話に戻される。
再確認するように聞く城戸さんの問いに、迅は短くはっきりと答える。
A「…」
城戸「…それが本当だったとしても、黒トリガーは貴重な代物だ。簡単に持たせる訳にはいかない」
迅「俺もAちゃんに持たせたいのは山々だけど、師匠の形見を明け渡すつもりはないよ」
A(…まぁ、どちらも当然といえば当然か。そんなうまい話はない…)
使えるのであれば、「もしかしたら持たせてくれるかもしれない」という淡い期待を抱いたが…
そもそも素人に持たせられるものでなければ、迅が譲ってくれる訳もない。
肩を落としたとき、城戸さんが「だが、」と付け加えた。
城戸「条件によっては、黒トリガーを持たせよう」
＊
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
