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林藤「確かに遠くまで攻撃はできるが…」
A「全然当たらない…」
小南「やっぱ弧月にしない？みんなアレからやるわけだし、まずは近接との戦いに慣れないと！」
迅「でも遠くの敵に当てるんなら尚更、早くやっておいたほうがいいだろ」
小南「いーや！戦ったことないなら、尚更弧月のほうがいいわ！」
迅に勧められ、とりあえず撃ってはみたものの一発も的に当たらず。
それを迅と小南が見守りながら、私に持たせる武器について話し合っている。
だが、迅の言うとおり『風刃』の強みを活かし、さらに迅より上手く扱うとなると、まずは当てる技術を身につけないと話にならない。
極めつけは最近開発されたばっかで、使える人がいないということ。
A(完全に手探りでやんなきゃいけないのか…)
1どころか、0からのスタートに気が重くなる。
けど、これしかない。
迅「…それじゃ、俺はそろそろ防衛任務交代してくるよ」
A「あ、いってらっしゃい」
小南「気をつけなさいよ」
迅「実力派エリートにおまかせを〜」
防衛任務のため、声をかけてからその場を後にする迅。
しかし、訓練室を出た直後、彼は振り返る。
林藤「おい迅、行く前に…」
迅「はいはい、わかってますよ。Aちゃんに狙撃銃を勧めた理由、でしょ？」
林藤「わかっててやったのか…『風刃』使いたいAちゃんには悪手なんじゃないか？あれじゃ、近接相手にまともに自衛できないぞ」
迅「そうですよ」
林藤「…！？」
林藤の問いに、さらっと当たり前のように答える迅。
その発言に混乱させられていると、
迅「俺はAちゃんに『風刃』を持たせたくない」
迅は真剣な表情でそう言った。
林藤「どういうつもりだ…？『風刃』を餌にボーダーに入れようって言ったのは、
迅「Aちゃんをボーダーに入れたのは最上さんのお願いもある…けど、一番は入れないとマズいから」
『風刃』を教え、それを餌にボーダーへ。
でも彼女に持たせてはいけない。
彼女を手放してもいけない。
迅「だから、もっともらしい理由をつけて、黒トリガー使用時に必要なことを身につけさせないつもりです」
林藤「ははは…お前、それバレたら後ろから刺されるんじゃないか？」
一瞬だけ視えた、彼女の姿。
＿＿＿『私にはもう、これしかないの』
迅「…そうならないための俺ですよ」
＊
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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます！こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (
レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷水 | 作成日時：2022年6月27日 5時
