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彼女説に関しては即否定したものの、城戸さんに睨まれて迅が焦ってカミングアウトをしたのには少し笑った。


とはいえ、彼に任せては先に進まなさそうなので、改めて2人に自己紹介をすることに。





A「これからお世話になります、雨宮Aです」

小南「小南 桐絵よ!よろしく!」

陽太郎「よぉーしく!」

A「小南ちゃんと陽太郎くんね、よろしく」

迅「他にもいるけど、見回り行ってると思うから先に部屋案内するよ」

A「わかった」





迅に手招かれ、私は階段を上がる。

施設のような外観の割に、寮のように扉に名前のプラカードが下がった部屋が多くある。





迅「で、Aちゃんの部屋はここ」

A「…!」





そう言って連れてこられた部屋の扉には、『最上』と書かれたプラカードが。



驚きつつ部屋の扉を開けると、どこか懐かしいにおいがした。

ゆっくりと足を踏み入れ、部屋を見渡す。





A「………ここ、お父さんがいた部屋…?」

迅「そ、たまに掃除してるけど、ほぼそのままだよ」

A「……そう」





父が使っていたであろう物を眺めていくと、棚の上に飾ってある写真立てに目が入る。



仲睦まじげなお父さんとお母さん、まだ幼い妹と弟、そして私。


…みんな写っているこの写真が、お父さんにとっては最後の記憶なのかもしれない。





迅「どう?Aちゃんとっておきのお部屋は」

A「……気に入った」

迅「それは良かった」





感傷に浸る私の答えに、迅は満足げに返した。





A「ちょっと加齢臭くさいのは(きず)だけど」

迅「ぷっ、あははは!辛辣!」



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氷水(プロフ) - 海百合クラゲさん» はじめまして、嬉しいコメントありがとうございます!こういうの…っていったら難しいですが…こういう感じの夢小説少なかったのと、あまり推しを書いてる方がいなかったので書き始めました(笑)気が向いたときに見てやってください〜 (2022年8月2日 22時) (レス) id: b2d8d7cb3b (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - えー好き。こういうの待ってたわ。ありがたやありがたや〜。 (2022年8月2日 21時) (レス) @page23 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷水 | 作成日時:2022年6月27日 5時

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