【プリパラ】恋するフレアシャーベット

最終話 太陽は籠の外 ページ21

そふぃとキス・・・、
しちゃった♡

クリスマスの夜、あの空の上でしたのは嘘じゃなかった
そふぃは私のことちゃんと好きになってくれたんだ・・・、

A「私もそふぃにお礼を言わないと」
そふぃ「どうして？」

優しく笑うそふぃはあまりにも綺麗で・・・、

A「私は誰かに選ばれてみたかったの。『あなたがいい』って。その夢はファンのみんなが叶えてくれたけど、嬉しいはずなのにどこか物足りなくて・・・、でも、そふぃに選ばれたとき、初めて本当に良かったって思えたの」

だってそふぃは、恋の相手だったから
好きな人に選ばれるって最高の瞬間だと思うの

そふぃ「ねえ、私たち、きっと同じ気持ちなのね」
A「ええ、私たちは恋するフレアシャーベット・・・、」

ガタン

そふぃが私の肩をつかんで押し倒した
小舟がゆりかごのように揺れる

そふぃ「あなたが好き」
A「これからは名前で呼んで」
そふぃ「A・・・、」

眩しい太陽がそふぃの長い髪に透けてキラキラと輝いていて・・・、


私たちは湖に浮かぶ一枚の木の葉となった






数ヵ月後



春、新しい季節・・・、
私はまだプリパラにいる

新学期になってプリパラデビューする子も多い
ふふっ・・・、たくさんファンが増えそうね

街頭の大きな画面では、そふぃのライブを生中継していた
どこにいても私たちはライバル
必ずどこかで見ているわよ、そふぃ・・・、

プリパラタウンの雑踏に踏み出す
何歩で声をかけられるか、今度そふぃと競争ね

「ごめーん待った？」
「広ーい！これがプリパラ！？」
「あたしとパキろ！」
「みれぃさーん！どこですかー！？落とし物でーす！」
「キミ、何年生？あたしと組も？」
「このコーデかわいー！」

たくさんの人々の声・・・、
そして・・・、


「見て、あの子！もしかして綾鷹Aじゃない？」


さあ、はじめよう！

A「選ばれたのは・・・？」
ファンたち「「「綾鷹様ーーーーっ♡♡♡♡」」」



おしまいっ♪

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