第17話 ページ18
一週間後
A「失礼します」
織姫「わざわざ呼び出してすまないわね、でもあなたに良い知らせよ」
学園長室に呼び出された私は、織姫学園長から一枚の封筒を手渡された
『××新聞社主催 キラキラな瞬間フォトコンテスト運営委員会』
これって・・・、
A「あっ」
中身を取り出すと、大きく"入賞"の文字が書かれていた
織姫「おめでとう、あなたの写真が優秀賞に選ばれたそうよ。表彰式のチケットが入っているから行ってきなさい」
A「ありがとうございます！」
織姫「それから、霧矢にもちゃんとお礼と報告をするのよ」
一瞬舞い上がった私は2秒で元のテンションに戻った
あれから、あおい先輩とは一度も連絡を取っていない
キラキラッターを見れば何をしているかはわかるけど、アプリを開く気にもなれないでいた
だって、きっとあおい先輩はもう星宮先輩の・・・、
でも、そろそろきちんと向き合わないと
失恋したから何だっていうの？
所詮アイドルは恋愛禁止
以前の私に戻っただけなんだから
☆★☆★☆
あおい先輩はちょうど学校に戻ってきていて、食堂で合流して一緒にお昼を食べることになった
先に来ていた先輩はラザニアをフォークでつつきながら手を振ってくれた
あおい「へぇ〜、自分で言うのもなんだけど、これ、すごくいい写真だよ・・・！私ってこんなにカッコ良かったっけ？」
A「ふふっ、もちろんです」
警視総監の姿をしたあおい先輩が、逆光の中で何かを指差している
その後ろ姿をとらえた一枚、あの日に埠頭で撮ったものだ
あおい「とにかく入賞おめでとう、私も嬉しいよ」
A「ありがとうございます♡」
あおい「これで写真家としての仕事が急増しちゃったりして！そしたらアイドルとしてのAちゃんはあんまり見られなくなっちゃうのかな？」
A「あっはっは、賞1個じゃそんなに激変しないですよ、来月には新曲も出すし、ライブだって・・・、」
話してみたら意外となんともなくて、私は拍子抜けしていた
まるで本当に何もなかったみたい
今までどおりの私たちだ
A「あおい先輩はどうなんですか？」
そのせいで、うっかり口が滑った
あおい「なにが？」
A「星宮先輩とはあれからどうですか？」
言わなきゃ良かった！と思ってもあとの祭りだ
なのに・・・、
あおい「いちご？相変わらずだよ、どうして？」
あおい先輩は何の動揺もなくそう答えた
どうして？
星宮先輩は、
あおい先輩に告白しなかったの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きらるり(プロフ) - こんにちは！コメントありがとうございます！ドキドキしていただけてとても光栄です！これからもドキドキなお話を書けるよう頑張ります♪ (2016年9月5日 6時) (
レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
小林ふうり@dr(プロフ) - 面白かったです。私はあおい推しなのでとてもドキドキして、良かったです。これからも、頑張ってくださいね！ (2016年9月3日 15時) (レス) id: d5d4dc728a (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 夏気味うどんさん» はじめまして！読んでくださってありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです！書いてよかった・・・(´▽`) こちらこそコメントありがとうございました！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
夏気味うどん(プロフ) - わーーー！！こういうお話待ってました！！素晴らしい小説ありがとうございますっ！！！ (2016年8月18日 23時) (レス) id: 90d1ded8fc (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - 唯さん» 唯さんいつも一番乗りありがとうございます！更新頑張ります！ドロシーのお話も半分くらい下書きできてるのでもうちょっと待っててください( ;￣ω￣)ゞ (2016年8月4日 22時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年8月3日 23時
