第13話 リメイク ページ14
A「私たちのスクールドレス、デザインしてみたいの」
スクールドレスっていうのは、アイドル学園に入学したときにひとり1着ずつ支給される専用のドレス
たとえば霧矢あおいのスクールドレスは、明るいブルーを基調にしたクールなもの
他の人はキュートだったりポップだったり、色や形が少しずつ違う
なのに「ここはこうなってる」みたいなお約束があって、並べてみると同じ学校のスクールドレスだなってわかるようになってるの
アヤメ「あたしたちの・・・スクールドレス?」
A「何ていうか、アイカツ部のシンボルみたいなのがほしいなって思って」
私たちは個性もできることもバラバラだけど、同じこのアイカツ部のアイドル
だから3人でお揃いのコーデがあったらなあ、って前から思ってたんだ
あんず「それ、すごくいいアイデアだと思う!作っちゃおうよ、太陽が丘のスクールドレス!」
あんずちゃんは私の手を握って賛成してくれた
アヤメちゃんは・・・、ちょっと照れくさそうにしながらも、頷いてくれた
アヤメ「まあ、あたしのために作ってくれるっていうなら、悪い気はしないな」
A「じゃあ決まりね。私の夏休みの宿題は、3人分のスクールドレスってことで」
よーし、やるぞ!
☆
家に帰って夜、さっそくベッドに転がってノートを開いた
神代レイのアイデアノート、そしてネックフォンでも例の本の電子書籍を開く
この前読んだときは難しくてよくわからなかった内容も、今ならわかってきた
スクールドレスのデザイン、つまり設計は・・・、
その人らしさを表現すること、
どこの学校のドレスかわかるようになっていること、
そしてひと目で「可愛い」と思えること
その人らしさは、たとえば霧矢あおいならクールなブルー、星宮いちごならキュートなピンク、といった風に"色"で表現されている
学校の個性は、ドレスの形や布の組み方、色合いの配置みたいな"形"で、
そして可愛らしさは、言葉では説明できない"センス"の部分で機能している
ということは、これを真似して作れば、「○○らしいスクールドレス」が自分で作れるということだ
問題はベースとなるデザインがないと真似も何もないというところだけど、今の私にはこのノートがある
100年前には実現しなかった、フューチャリングガール風のスクールドレス
これを「太陽が丘風」にアレンジすれば・・・、
私はネックフォンのキャンバスアプリを起動して
虹のようなカラーパレットを視界いっぱいに広げた
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きらるり(プロフ) - 紅妃さん» 初めまして!コメントありがとうございます(*゚▽゚*) そう言って貰えて嬉しいです、更新頑張ります! (2018年5月18日 18時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅妃(プロフ) - 初めまして、つい最近この作品を見つけ、第1巻から読ませていただきました。とっっても面白いです!展開のテンポもよく、先が気になります。これからも応援しています^ ^ (2018年5月18日 12時) (レス) id: d4608e4b4b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» こっちでもコメントありがとうございます!もうすぐ次章を更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年5月14日 8時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 続編ありがとうございます! 主人公とあんずちゃんとアヤメちゃんの続きの物語が読めてとても嬉しいです。これからも更新頑張ってください。応援してます! (2018年5月13日 23時) (レス) id: 361e2104ee (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて私も嬉しいです!しばらくはマメに更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年4月8日 22時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2018年4月8日 14時