第14話 スパイラル ページ39
A「何に貼ろっか？」
あんず「ていうか試作品だしこのままでよくない？私ツメに貼っちゃお」
あんずちゃんは小さなダイヤのマークの青いシールを右手の小指の爪に貼り付けた
A「あ、ネイルみたいでかわいい！私もやろっと」
私は・・・やっぱりハートかな♡
学生証がコーデの一部になるなんて斬新
そして・・・、
私たちは二人同時にアイカツシステムに手をかざした
ピロン♪
軽快な音がして起動準備が始まる
本当に動いた！すごい！
私たちは顔を見合わせて笑った
A『動いた！』
あんず『起動できました！』
冴草さん『よかったわ。何にでも印刷できるから、どんな学生証にしたいか考えておいてね』
アイデア次第で面白い学生証も作れちゃいそう
なんだかワクワクしてきた
これで準備は整った
あとは、私たち次第だ
学生証がなければ、あんずちゃんがソロでやるつもりだった
今から無理に変えなくても、村崎さんに見てもらうステージは今まで通りにいけばいい
でも・・・、
A「私は、明日のステージに一緒に立ちたい」
それでも私はそう言わずにはいられなかった
外は暗くなっている、もう下校時刻
アイカツシステムを使った練習は一度もできないまま本番を迎えることになる
あんず「Aちゃんならそう言ってくれるって思った」
それでもあんずちゃんは、キラリと瞳を輝かせて笑った
A「村崎さんはきっと入学した頃の私と同じなの、自分がどんな夢を描けばいいのかわからなくて迷ってる・・・、私と違うのは、挫折を経験したかどうか、それだけ」
あんず「うん」
私はアイカツと出会って、新しい夢を見つけた
今度は私が、誰かが夢を見つけられるようなアイカツをしてみたい
あんず「私も同じ気持ちだよ。私たちの想い、村崎さんに届けよう」
私たちは手と手を重ねて誓い合った
☆★☆★☆
翌日、放課後
今日もホールにはたくさんの人が集まってくれていた
関係者席には顧問の理事長、その隣には特別に来てくれた冴草さんも
そして・・・、
A「(村崎さん・・・、)」
村崎さんはこの前と同じように、一番後ろの壁に寄りかかっている
あんず「間もなく始まります！今日はなんと、初のユニットステージになります！司会がいなくなっちゃいますが、どうかよろしくお願いします！」
会場に少しだけ笑いが起こって、それから静まり返った
私たちは舞台裏へ走って、アイカツシステムの前へ
そして、二人同時に手をかざした
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか？！楽しみに待ってます！！ (2018年4月3日 8時) (
レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです！更新待ってます！！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか？すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます！その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです！首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの？みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました！本当にありがとうございました！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年3月20日 12時
