第8話 ダイヤモンドハッピー ページ23
私がホールに出ると、予想以上にたくさんのお客さんが来てくれていた
マイクを取ってみんなに呼び掛ける
A「アイカツの世界へようこそ!アイカツ部副部長、星空Aです!ライブの前に、みなさんにお願いがあります・・・、それは、ほんの少しの間、ネックフォンを外して欲しいということです」
評判のおかげか、今回初めての子も、みんなすぐに外してくれた
良かった!それから・・・、
A「(いた!)」
村崎さんは、一番後ろの壁に寄りかかって腕組みしていた
来てくれたんだ!
これで全てが揃った
A「それでは、霧矢あんずの登場です!」
☆♪★♪☆♪★♪☆
ステージを降りると同時に、あたりはアイカツシステムのイリュージョンに包まれた
遊園地をモチーフにしたカラフルな舞台
くるくる回る観覧車から飛び出したのは、あんずちゃん
身に纏うのはゴールドとオレンジのストライプをベースにした、まばゆい朝日のようなドレス
中央の青い差し色はあんずちゃんの青く輝く髪にピッタリだ
そして胸元には太陽をかたどったゴージャスなジュエリー
あれは、『スターサンライズコーデ』!
『熱く確かな世界、動き始めた』
『そうだ私の世界』
この曲は、『ダイヤモンドハッピー』
夢を追いかける少女たちのための歌
『夢は運だけじゃなくてココロのチカラ』
『だから逃げちゃダメだよ!』
胸が踊るメロディ!華麗なステップ!
ずっとここにいたくなるような体験
これが、アイカツ!
すごい!全てが輝いてる!
『昨日の敵さえ未来の仲間さ』
『ハッピー掴む生き方さ!』
Go go Let's go!!
あんずちゃんが叫ぶと同時にイリュージョンが一変する
まばゆい光の中を飛翔するステップ
そしてクローバーの花へとダイブ
あれはポップコーデのスペシャルアピール――
《ポップフラッシュ》!!!!
☆♪★♪☆♪★♪☆
すごい!これが生のアイカツ!
私は立ち上がって拍手した
ホールにいた全員が、歓声と共に拍手していた
あんずちゃんが一礼して、ステージから消えていく
あっそうだった、私が司会しないと
A「ありがとうございました!次のライブはまだ未定ですが、もっとたくさん見ていただけるように頑張ります!よろしくお願いします☆」
ホールを埋め尽くす拍手の音
そしてそのひとりひとりが、キラキラ輝く笑顔だった
やったよ、あんずちゃん!夢、叶ってるよ!
でも・・・、
一番後ろの壁に、村崎さんの姿はもうなかった
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか?!楽しみに待ってます!! (2018年4月3日 8時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます!本当に嬉しいです!ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです!更新待ってます!! (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか?すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます!その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです!首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの?みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました!本当にありがとうございました! (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらるり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時:2016年3月20日 12時