第10話 最後の壁 ページ11
もうすぐ春が終わる
少しずつ蒸し暑い季節が近づいてきていた
あんず「アイ！カツ！」
A「アイ！カーツ！」
私たちは今日も校内をランニングしていた
アイドルは体力が命！
100年前にもアイドル達が走っていたかもしれないこの道・・・、
そう思うだけでちょっとワクワクしちゃう
あんず「あ、待って、おばーちゃんだ」
A「通話？」
霧矢さんが空を見上げて立ち止まった
私からは見えないけど、ネックフォンでやりとりしているんだ
あんず「うそ！？やった！」
突然そう叫んで私のネックフォンに送られてきたのは、なんかの写真
レトロな紙製のバインダー？と、小さい板みたいなのが映ってる
あんず「ひいおばあちゃんの学生証とアイカツカードが見つかったって！」
A「えぇっ！？」
☆★☆★☆
部室の前に戻ると、ちょうど家庭用のドローンが飛んでくるところだった
あんず「ナイスキャッチ♪」
A「霧矢さんちってドローン持ってるんだ、いいなー」
くっついている箱を開けると、中から写真で見たバインダーが出てきた
A「わぁー、これがアイカツカード・・・、」
開いてみて驚いた
一枚一枚がみんなキラキラで宝石箱みたい
あんず「霧矢あおいはクールなコーデを中心にアイカツしていたの。特にこのブランド・・・、フューチャリングガールをよく使っていたといわれているわ」
A「どれもすっごいかっこいいしかわいい！100年前のデザインとは思えないよ！」
あんず「フフッ、どれでも貸してあげる、ライブの時はね」
部室に入ってゆっくり座って見ることにした
私が夢中でコーデを眺めている間、霧矢さんはアイカツシステムの前で何かを考え込んでいた
あんず「霧矢あおいの学生証、これがあれば・・・、でも・・・、」
A「どうしたの？」
あんず「うーん、ちょっと試してみたんだけど」
霧矢さんは学生証をアイカツシステムにセットした
ピロン♪と軽快な音がして起動準備が始まる
あんず「これは使えそう、でも・・・、」
次に学生証を外して、隣のアイカツシステムにセットしようとする
でも、学生証を外すと、先にセットしたアイカツシステムは止まってしまった
あんず「一枚の学生証で使えるアイカツシステムは、ひとつだけみたいなの」
それって・・・、
A「つまり、ステージに立てるのはひとりだけってこと？」
あんず「・・・そういうこと」
ライブに出られるのは、私か霧矢さんのどちらかだけ・・・、
そんな〜〜〜！？
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか？！楽しみに待ってます！！ (2018年4月3日 8時) (
レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです！更新待ってます！！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか？すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます！その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです！首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの？みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました！本当にありがとうございました！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年3月20日 12時
