レグアナ魔法学校のファンタジア。【歌い手】

32話 ページ33

大人なオーラを纏っている二人組の隣には、うらたさんに撫でられるやまだぬきちゃんを興味津々と言った様子で見るAちゃんがいた。



「おはようございます」



うらたさんとAちゃんにも挨拶すると、二人は笑顔で返してくれる。



「天月くん達は？」



見れば、ボクを起こしてくれたそらるさんもいない。



ボクの質問に答えてくれたのは、苦笑いでluzくんの口の付けられていない紅茶を受け取るセンラさんだ。



「二人は志麻くんが起こしに行ってはりますよ。そらるさんは、お友達を呼びに行ってるとか。」



「…お友達…」



部屋にこもろうかな。



「まぁ、良い人っちゃあ良い人ですよ。来るのは3人だけやし、怖がらんでも大丈夫ですよ〜」



微笑みながら言うセンラさんは、きっとボクの人見知り具合を知らないのだろう。



…泣きたくなる。



「ふぁー…坂田、天月さん以上に起きないな…ビンタしてもぜんっぜん起きねぇ」



そう言ってドアから出てきたのは、肩を回して嘆息する志麻さんだ。



その後ろにはこくりこくりとずっと頷いている天月くんがふらふらとやってきた。



志麻さんは天月くんをソファに誘導してから100%アップルジュースを飲むluzくんに目を向けた。



それに気付いたluzくんがジュースのついた唇を舐めて首をかしげる。その幼い仕草だけでも彼だからなのか、なんだかえろかった。



「どーしたん？」



「る、luzさんが起きとる…」



「失礼やな！！Aちゃんに早く会いたかっ…」



自分の言った事に赤面して、luzさんは一気にジュースを飲み干した。やっぱり彼はちょっと子供っぽい。


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くりふわ雑談


センラさんが出てくる小説で、センラさんが、「ええですよ」と言うのですが、

京都では「ええですよ」とか言わないんです！！(謎のビックリマーク)

「ええですよ」→タメ語、「ええよ、」とは使いますが、敬語なら「いいですよ、」が正解です！

また、「ですねん」もあまり使いませんな。ふざけて言うときはありますがw


京都弁を書く時に参考にしていただければ！w

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