レグアナ魔法学校のファンタジア。【歌い手】

21話 ページ22

「すげー…全然痛くない…お前の治癒魔法すごいね」



傷があった方の腕をぶんぶん振り回すそらるさんに、坂田はその笑顔を少し崩して、



「昔から、たった一つの取り柄なんです。俺、治癒魔法に特化しすぎてて攻撃手段がなくて………だから、このグループでやっていけそうになくて…」



坂田の言葉に、場がしんとなる。



坂田が静かだったのは、自分が世界を脅かす人魂の討伐を任されているこのグループに相応しくないと思っていたからなのだろうか。



「…なぁ、坂田。」



俯く坂田に声をかけたのは、目を細める志麻さんだ。



彼は項垂れる坂田の前に立つと、鋭い瞳で坂田を射抜く。



「自分の人生は、自分だけの物だ。他者がそれを奪う事は許されないし、自ら譲る事も許されない。」



そこで一旦言葉を切って、志麻さんは坂田から目線を逸らさずに言った。



「お前はまだ、このグループに入ったことにはなっていない。道を変えるなら、今のうちやで。」



「え…」



顔を上げた坂田は、泣きそうな顔をしていた。



悲しいからじゃない。寂しいから、彼をそんな顔にさせていた。



そんな坂田に、今度はluzさんが近寄って、



「こんなグループやからな？それを知らんと入って抜けられません！ってなったら可哀想やん？だから話し合いでまだ坂田達を入れてへんかってんけど…じゃあさ、それを知った今やったら、坂田はどうする？言っとくけど、このグループに治癒魔法使える人おらへんねん」



だからすごい助かるんよ、坂田が入ってくれたら。



そう言ったluzくんはふわっと笑って、坂田の頭を撫でた。



そうされた坂田は途端に泣き出して、なんども頷いた。




「入、りた、い。このグループの、手助けがしたい…！！」





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くりふわ雑談。


テストでした。

国語はめっちゃくちゃ自信あります(フラグ)

英語は好きなものを英語で紹介しなさいっていう問題で超時間使ってラスト2分で名前を書いてないという口から魂が出そうな一時間でした。

そして帰ってきて机の上がゴミ屋敷になってて倒れそうになりました。


ちなみにくりふわの本名はかなり珍しいと思います。読めた人は人生で一人しかいません。初対面の人に問題出すの超楽しい。



…誰が聞きたいねんこんな話

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