26話。 ページ27
「…」
翌日になっていつもの時間に登校したけど、天宮くんは玄関にいなかった。
先に学校に行った?
不安にさせちゃった?今日も来ないと思った?…嫌われた?
可能性なんて、いくらでも頭に浮かぶ。
私は1分だけ天宮家の前に留まってから歩き出した。
…今日は一ノ瀬さんの日だ。
伊東先生は今日0組に来れないらしいけど、一ノ瀬さんと一緒なら天宮くんが来てくれてもそれほど気まずくはならないはず。
「はよーざいます…」
吹部の癖が抜けない挨拶とともに中に入ると、一ノ瀬さんは私の顔を見て優しく微笑んだ。
「おはよ。今日は翔太と一緒じゃないんだね」
「…そうなの。…いつも家の前で待っててくれるんだけど、今日はいなかった」
「そっか。もしかしたら後で来るかもしれないし、今日は休みでもまた明日があるよ」
詳しく話していないのに、私の気持ちを察してくれる一ノ瀬さんはそう言って優しく背中を叩いてくれた。
さすがカウンセラー。まるでお父さんのような一ノ瀬さんに「ありがとう」を伝え、椅子に腰を下ろした。
ぽっかりと空いた天宮くんの席が、あのパズルの空間のようになんだか悲しそうに見えた。
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るぅ(プロフ) - 小説見ても、最後のあとがき見ても泣きました!最高でした!これからも頑張ってください!全力で応援してます!! (2018年9月22日 22時) (レス) id: 44848c94a9 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - うはー、セイシュンすぎるー( ・ω・) (2018年7月20日 10時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - なので周りの人に悩みが伝えられて『不登校』などでも自分で考えて選択できている人は私なんかより強い人だと思います。(実はリスカとかもしてしまっていて)こんなものをネットでしか出せない、しかもまとまりの無い自分語りでした。長文すいません (2018年7月11日 2時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - 私は小説とかで出てくる『何でも言える友達』という存在が羨ましいです仲のいい子はいるけどどこか信用できなくていつも八方美人してしまって学校から帰って暗くなってしまいますでも不登校になったりとか特別な教室での通学するほどの勇気すら持てません (2018年7月11日 1時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち - 今回も素敵なお話でしたなんだか温かい気持ちになりました (2018年7月11日 1時) (レス) id: 59a56879c2 (このIDを非表示/違反報告)
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