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紫耀side
それから半日近く経った頃、搬送されたときは夜だったから
もう外は明るくなっていた。
廉「んっ…っ…」
「廉！」
海「よかったぁっ〜」
廉の目がゆっくりと開いた。
まだ焦点が合ってないのか、麻酔の影響が少し残ってるのか虚ろな目だけど
起きてくれた。それだけで凄く嬉しかった。
神「先生呼ぶね」
玄「お願い」
じんがナースコールを押してくれて、待ってる事5分。
渡辺先生と顔なじみの看護師さんが来てくれた。
＊
＊
渡辺「廉くん良かった。僕の事わかるかな？」
廉(コクッ…)
その問いかけに小さく頷いた。
渡辺「うん、ありがと。まだ声出すのしんどいと思うから、無理に喋らないでいいから。僕の質問にYesだったら手を握って？違ったら握らないでいいから」
そう言って渡辺先生は廉の手をそっと握った。
渡辺「自分の名前は分かる？」
廉(キュッ)
渡辺「良かった。記憶の方は大丈夫そうだね。次ね？今身体痛い？」
廉(キュッ)
渡辺「ありがとう。痛み止め入れておくね」
そう言ってそっと手を離した先生。
渡辺「声は麻酔の影響と、嗅がされた薬品の影響で声帯が傷ついてる状態です」
岸「はい、」
渡辺「今無理に声を出そうとすると、更に声帯が傷つき…一生声を失う可能性があります」
その言葉には全員、何もすぐに言えなかった。
渡辺「なので、そうですね…落ち着くまで3日ほどは声を出さず、先ほどみたいに、Yesだったら手を握って、など簡単な意思疎通をお願いしたいです」
「わかりました、」
渡辺「それと当分痛みと、その影響で発熱の恐れもありますので廉くんの異変を少しでも感じたら、遠慮せずナースコールお願いします」
「はい、あのっ…」
渡辺「どうしました？」
廉が起きてからずっと、言おうと…先生にお願いしようと思ってたこと。
「あの、、泊らせて頂くことは可能でしょうか、」
海「しょう…」
「無理なお願いなのは承知の上です、お願いします！」
そう言って頭を下げると、優しい声が上から降ってきた。
渡辺「いいですよ。その方が廉くんも安心ですしね。今看護師さんに宿泊許可証を持って来てもらいますね」
そう言ってくださって、ありがとうございます！とまた頭を下げた。
海「れん、ずっとそばに居るから。なんかしんどいとか痛いとか、苦しいってなったら握ってる手で教えて？」
廉(キュッ)
海人の言葉に返事をしてくれた廉。
今度はちゃんと守って支えるから
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗こちらこそ。素敵なリクエスト下さりありがとうございます。勝手に女性恐怖症を入れてしまい申し訳ないです。これからも私なりのペースでの更新になりますが、覗きに来てくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 8時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます！ それと お話書いて下さりありがとうございます(^^) 女性恐怖症も追加して下さり 想像以上のお話でした！ とても感動しました。これからも黒瀬さんの作品楽しみにしてます！ (2022年9月24日 20時) (レス) @page43 id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗承知いたしました。お応えするまでかなりお時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年9月24日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 黒瀬優花さん» はい！ それでお願いします🙇♀️ (2022年9月24日 12時) (レス) id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは☆コメント&リクエスト下さりありがとうございます。平野くん付き添い&看病という受け取りで大丈夫でしょうか？それでも大丈夫でしたら、書かせて頂きます！^^ (2022年9月23日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年7月20日 20時
