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大吾side
裏口に周ると、先生が立っててくださって
何回かしか会ったことはないけど、その先生が
渡辺先生やって事に気づいた。
先「どうぞ、こちらへ」
「ありがとうございます」
先生の後に着いて行くと
診察室…ではなく処置室に通された。
先「ここに寝かせてあげてください」
「はい」
廉「っ、」
先「廉くん、大丈夫だからね。痛い所教えてくれるかな？」
俺が処置室のベットに寝かせると、優しい口調のまま
廉にそう尋ねる先生。
こればっかりは廉本人からやないと分からんからな。
廉「あばら…っ、と…お腹のあたり…っ」
先「うん。教えてくれてありがとね？ちょーっとお洋服捲るね〜」
そう優しく声を掛けながら
廉の服を捲って確認する。
先「痛いね。お洋服脱がせてもいい？」
その先生の言葉に小さく頷いた廉。
先生は廉の服を破きも切ることもせず
上手に脱がせていく。
よくドラマで見るんは、運ばれた患者の服を
ハサミでビリビリと切ってしまうシーン。
いや、実際に緊急性があれば先生やって切るんやと思うけど…。
この先生はいつだって
廉の意見や思いを尊重して下さっとる。
＊
＊
服を脱いで傷がさらに露になって
その痛々しい、生傷に思わず目を背けたくなる。
けど、ちゃんと廉の事を
今支えてやれるんは俺しかおらんねんで。
と自分に言い聞かせて廉を見守る。
先「れんくん、背中は？痛くない？」
廉「いたいっ、こきゅ…しんど、っ…」
先「息すると痛む？」
その問いかけに頷いた廉。
あばらやってもうてるしなぁ…呼吸しんどいやろな。あの感じ。
先「教えてくれてありがとね。先に痛み止めと酸素入れよっか」
1人でテキパキと処置を施していく先生。
看護師さんそういや居らんな。
なんて思いながら、邪魔にならん場所に座る。
廉「っ、ふぅ…」
先「ちょーっと我慢ね〜」
廉「いっ…！」
赤く切れてしまってる傷に消毒をせなあかんねんけど
かなり染みて痛むんか声が漏れる。
廉「だい、ごっ…」
「おん、居るよ？俺、ちゃんと近くに居るからな」
先「西畑さん、手握ってあげてください」
「え、良いんですか？」
先「もちろんです。廉くんが安心することが1番ですから」
そう言ってふわりと微笑む先生。
その言葉に分かりました。と返事をして廉の元に移動して
優しく手を握りながら、頑張れーと声を掛ける。
＊
＊
暫くして消毒が終わり、次は傷の保護に移る。
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗こちらこそ。素敵なリクエスト下さりありがとうございます。勝手に女性恐怖症を入れてしまい申し訳ないです。これからも私なりのペースでの更新になりますが、覗きに来てくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 8時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます！ それと お話書いて下さりありがとうございます(^^) 女性恐怖症も追加して下さり 想像以上のお話でした！ とても感動しました。これからも黒瀬さんの作品楽しみにしてます！ (2022年9月24日 20時) (レス) @page43 id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗承知いたしました。お応えするまでかなりお時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年9月24日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 黒瀬優花さん» はい！ それでお願いします🙇♀️ (2022年9月24日 12時) (レス) id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは☆コメント&リクエスト下さりありがとうございます。平野くん付き添い&看病という受け取りで大丈夫でしょうか？それでも大丈夫でしたら、書かせて頂きます！^^ (2022年9月23日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年7月20日 20時
