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勝利side
"廉、何があった？"
という俺の問いに大きく顔を歪ませる廉。
廉「っ、何でも…ないですよ、？」
そう言ってるけど、廉
苦しそうな顔してるよ？
顔に助けてって、もう限界だよっ…
そう書いてあるのに
どうして廉はいつも隠すの？
大吾「廉、ちゃんと言いや」
廉「っ…」
そんな廉に次に声を掛けたのが
関西の頃から一緒に頑張ってきた大吾くんだった。
大吾「お前、今どんな顔しとんのか分かっとる？」
廉「……っ」
大吾「みんな廉の事が心配やねん。心配やから…こうして来たんよ？」
大吾くんだからこそ、今の廉に言えることがある。
そう思って他のメンバーは黙って2人の会話を見守る。
＊
＊
大吾「なんか抱えとるんやろ？今苦しいんやろ？1人でその何かを抱えて。ならさ、俺らに頼ってや…絶対…絶対助けるから。やからっ…」
廉「……大吾…涙」
大吾「廉…」
やっと廉が発したのは
大吾くんの名前。それからその瞬間
目から溢れてくる大量の涙。
大吾「大丈夫やから、安心して全部俺らに言いや？」
廉「っ、実は…」
そう言って廉が語ったのは
俺らが想像してた何十倍も辛い出来事だった。
＊
＊
有「酷い。廉くんにそこまでさせるなんて」
「さすがに無いですよね。人としてあり得ない」
廉の話を聞き終わって
みんなそう言った。
廉「っ、もう…耐えられんっ…レポート書くのも、お金出すんも、奢るんも、したないっ…もういややっ…涙」
聡「廉くん…」
泣いて嫌だと糸が切れたように
いう廉をそっと抱きしめて背中を摩る聡。
大吾「話してくれてありがとな。しんどかったやんな。一人で抱えて。でも、さっきも言うたけど大丈夫やから。俺らで解決したるから。廉はも、レポートを書く必要も、お金を出す必要も、奢る必要もないねんで？」
廉「っ、、ありがとっ…泣」
大吾くんの言葉に、安心したように
笑いながらお礼を言う廉。
「廉、ごめん。ちょっと腕見して」
廉「っ…！」
さっきから、というか
話しを聞いてる途中から気が付いた。
廉がしきりに腕を気にしてることに。
明らか、見たりはしてないんだけど
左手が常に、右腕に乗っかってて
ぎゅっと何かを我慢するように握りしめていたのが気になって
大吾くんの話を聞きながら
考えてたら1つの答えに辿り着けた。
「苦しかったよね。誰にも言えなくて…」
誰にも言えなかったから
自分を傷つけてしまったんだよね＿＿？
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» こちらこそ、リクエスト下さってありがとうございます。そう言って頂けてとっても嬉しいです涙part30なんて自分でも信じられないです笑でも、ここまで続けられたのも読者様のお陰だと思ってます。これからも頑張りますので宜しくお願い致しますm(__)m (2022年4月12日 21時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます！ リクエスト以外のお話もすごく感動して、止まらなくなってしまうので リクエストの待ち時間なんて1秒くらいです！笑 それと、Part29お疲れ様でした！ 30でも頑張ってください(^^) (2022年4月12日 21時) (レス) id: 90d9551134 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。いつも移行のタイミングでコメント下さりありがとうございます！かなり遅い完結にはなってしまいましたが、完結出来て良かったです。ありがたいことに、part29からpart30へと向かえます。私なりのペースでこれからも頑張っていきます (2022年4月11日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 入所記念話見ました。マネさんがとても頼りになってお父さんみたいでした。紫耀くんもいち早く勘づいたり海人くんも手紙や解熱剤を衣装に入れるのにさすが連携プレーだと絆をとても感じました。29章お疲れ様でした。次はいよいよ30章目ですね。30章目も頑張って下さい。 (2022年4月11日 20時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。訂正、全然大丈夫ですよ！むしろお伝えしてくださって嬉しいです♪腹痛で腸閉塞、付き添いは平野くんですね。承知しました。お応えさせて頂くまでかなりお時間かかりますが、必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいですm(__)m (2022年4月11日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年1月23日 11時
