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海人side
紫耀と手分けをして探すことに…
スタジオに戻ってみたり
衣裳部屋を覗いてみたり
トイレに居るかな？と思って
一番近くのトイレを覗いてみたけど居なくて…
「紫耀！居た？」
紫「いや、こっちには…」
「どこ行っちゃったの、廉っ…」
いつも、出て行くときは
何となく俺が何処行くか聞いてるから
見当ついてるのに、今日は気付いたら居なくなってたから
全く見当つかなくて…。
スタッフさん達に聞いてみても、何処行ったかまでは
分からないと言われて…
中々見つからない廉に不安を覚えていると…
紫「もしかしてっ！」
「え？紫耀分かったの？！」
紫「確信があるわけじゃないけど…もしかしたらって場所が」
「行こう！少しでも可能性があるならっ！」
紫「だな！」
今はそんな少しの可能性に
賭けたい。そこに居なかったら
また探せばいい。そう思って
紫耀について行った。
＊
「え、ここって…」
紫「うん。前になんかでここに居たことあったから…」
紫耀と来たのは非常階段に繋がるドアの前。
紫耀がドアを開けると、細身の男の子が
背中を震わせて座ってた
そして、その後ろ姿は紛れもなく廉だった。
「廉？」
廉(ビクッ)
驚かせないようにと、極力優しく小さめに
名前を呼んだけど、少しびっくりさせちゃったみたい。
紫「廉、大丈夫か？体調悪い？」
廉「っ…大丈夫…」
膝に顔を埋めたまま
紫耀の問いかけに大丈夫、と
答える廉。
紫「廉、本当に？どっかしんどいんじゃない？」
紫耀はその廉の「大丈夫」が
本当ではない事を見抜いたらしく
もう一度廉に聞くと…
紫「っと…しんどいね」
体の力が抜けてしまったのか
紫耀の方にフラッと倒れこんだ廉。
それを受け止めてくれた紫耀。
廉「はぁっ…けほっ、ごめ…ふわふわ…しとって…」
紫「うん、体熱いもんな」
え？！
廉の体熱いの？！
紫耀の言葉に驚いて
俺も廉の体に触れてみると
「ほんとだ、あっつ」
人間ってこんなに体温が高くなるの？と
思わせるくらい高い体温でびっくりした。
紫「廉、ここだと寒いし体もしんどいだろ？中入って楽屋にとりあえず行こっか」
紫耀の問いかけに小さく頷くだけの廉。
本格的にしんどさ増してきたのかも
＊
紫耀が廉を優しく抱っこして
楽屋に戻って、ソファーに
寝かせてあげて紫耀と俺が着てた
上着を廉に掛けてあげる。
そして俺は冷えピタを貰いに
医務室へ向かった。
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、 - 😃⤴⤴ (6月27日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac485f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。情緒不安定のお話しを読んでくださりありがとうございます。そうですね、どんな時も周りの方々のサポートと理解が必要ですよね。この話は特にそこを心がけて書いてたのでそう言ってくださって嬉しいです (2023年3月3日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。今回、廉くんの「情緒不安定」を読ませていただきました！周りのサポートって大事なんだなぁと改めて思いました！ (2023年2月21日 12時) (レス) @page13 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんおはようございます♪part20も私なりのペースで頑張っていきますのでよろしくお願いします（^^） (2021年2月1日 8時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - おはようございます！もう、パート20ですか…早いです！これからも優花さんのペースで頑張ってください。これからも応援してます♪ (2021年2月1日 8時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年1月18日 15時
