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優太side
でもやっぱり現実は…運命は残酷なのかもしれない。
廉を薬で眠らせてから早5か月の月日が流れようとしてた。
中々廉の心臓さんは安定せず…
薬で眠ってる状態でも何度か発作を起こしたりもしてて…
でも、薬で眠ってるから廉の口から
"苦しい""痛い"なんて言葉は聞こえてこないけど…
でも、発作が落ち着くと必ず廉の
左目からつぅーと1つの涙が伝うんだ。
「苦しかったよな。廉。ごめんな、にぃちゃんそばに居ることしか出来なくて…」
紫「兄貴…」
その涙を見るたびにはち切れそうなくらい
胸が痛くて、苦しくて…
何度も思った。
俺が代わってやれたらって…
廉の苦しいのも痛いのも
俺が吸い取ってやれたらって…
でも現実にはそんな夢みたいなことは
出来なくて…そばに居て、声かけて、背中を摩る
それしか出来なくて…
弟たちの前で、この日初めてといっていいほど
俺は沢山の涙を流した。
海「優太にぃ…」
「っ、ヒック…ごめ、もう大丈夫だから…」
ある程度泣いた俺は
気持ちも落ち着いてきて、顔を洗うために
病室に備え付けの洗面所に向かった。
＊
「ふぅ…よしっ」
気合いを入れるためにほっぺをペチンッと
叩いて廉のベットの隣に戻る。
＊
それから夕方近くの出来事だった
先生が昼間の検査結果を報告しに
病室に来た。
医師「廉くんの心臓の状態がかなり安定してます。早ければ明日、眠らせてたお薬の投薬は打ち切って大丈夫かと…」
「え！？ほんと、すっか…？」
医師「はい、よく頑張ってくれました。なのでもう安心していただいていいですよ」
そう言ってくれた先生に
兄弟全員、大号泣。
…廉の病気が完治したわけじゃない。
でも、廉の心臓が安定してくれたから
早ければ明日、廉の声が聞けるんだっ。
そう思ったら嬉しいのと安心したっていう
ぐちゃぐちゃな感情だった。
＊
それから面会時間終了5分前。
これもここ最近のお決まり事
誰が廉宛の手紙書くか。決めじゃんけんを
して…
海「やった！今日は俺っ！」
今日は海人が書いてくれる事になった。
そして廉が眠ってる5か月間もの間
ほぼ毎日廉宛に置手紙を書いてたもんだから
手紙を入れてた箱が2箱になっちゃって…
勇「これ、廉読むの大変だな、笑」
紫「だな、笑まぁ廉なら読んでくれるよ、きっと」
なんて話してたら海人が書き終わったらしく
いつも通り箱に入れて病室を後にした。
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、 - 😃⤴⤴ (6月27日 18時) (
レス) @page50 id: 1ac485f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - manaさん» manaさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。情緒不安定のお話しを読んでくださりありがとうございます。そうですね、どんな時も周りの方々のサポートと理解が必要ですよね。この話は特にそこを心がけて書いてたのでそう言ってくださって嬉しいです (2023年3月3日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
mana - こんにちは。今回、廉くんの「情緒不安定」を読ませていただきました！周りのサポートって大事なんだなぁと改めて思いました！ (2023年2月21日 12時) (レス) @page13 id: da9b4cff38 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんおはようございます♪part20も私なりのペースで頑張っていきますのでよろしくお願いします（^^） (2021年2月1日 8時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - おはようございます！もう、パート20ですか…早いです！これからも優花さんのペースで頑張ってください。これからも応援してます♪ (2021年2月1日 8時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2021年1月18日 15時
