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紫耀side
先生と病室に戻って
先「廉くんのこと、心配で不安だとは思いますが今はお体休めてくださいね」
紫「はい…」
そう言ってくださって
おやすみなさい。そう言って
先生は部屋を出た。
最初は寝れないな。なんて
思ってたんだけど、段々瞼が
落ちてきて、気づけば眠ってた。
紫「んっ…も、朝か…」
朝、自然と目が覚めて
その瞬間、昨夜見た廉の姿が
頭の中に浮かんできて、涙が出そうになる。
紫「れんっ…」
俺はまた、点滴スタンドを引きながら
昨日教えてもらった廉の部屋に向かってた。
紫「れん。俺の声、聞こえてる？」
と窓ガラス越しに廉に話しかける。
紫「守ってくれてありがと。早く、廉に直接言いたいからさ、起きてよっ…」
と、朝は出なかった涙で
視界が歪んできた。
と、後ろから
俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
紫「え、みんなっ…どうしてっ…」
神「夜中、渡辺先生から電話があってさ、紫耀に廉のこと話したから、朝早く来てあげてくださいって言われてさ」
紫「そ、だったんだっ…」
岸「ごめんな、隠しちゃったから余計紫耀を苦しめちゃったよな」
そう言った岸くんの顔が
悲しんでいて
俺はそんなことないよと
伝えたくて、でも嗚咽が邪魔して
言えなかったから思いっきり首を
横に振って全否定した
岸「しょう…」
紫「ヒック…岸く、悪くないっ…俺の、グスッ…事考えて、くれたんでしょっ？」
岸「うん」
それに
紫「俺が勝手に、ヒック…聞いたんだ。だから、悪くないっ」
そう言えば、岸くんがぎゅっと
抱きしめてくれた
海「も、紫耀のバカ！」
紫「え？」
海「…ごめんね、1人にして」
さっきまでの勢いはどこに行ったんだって
くらい落ち着いたトーンでそう言った海人。
紫「ううん、大丈夫。海人も大丈夫か？」
海「うん、俺は大丈夫！」
そう言ってくれて、みんなで
廉の近くでその日は過ごした。
途中で渡辺先生が来てくれて
その場で俺の点滴を外してくれて
先「今日の夕方、退院して大丈夫ですよ」
そう言ってくれた。
岸「ありがとうございます」
先「いえいえ、では。何かあればここにあるボタンでお知らせください」
そう言って先生は俺らに
お辞儀をして帰っていった。
海「よかったね、紫耀」
紫「うん…」
それから結局、ご飯も
食べず廉のところにいた俺ら。
気づけば面会時間が終わっていて
重い空気のまま病院を後にした。
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#Rose(プロフ) - 黒瀬優花さん» はい！こちらこそ♪ (2020年11月13日 21時) (
レス) id: 5074e88588 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - #Roseさん» はじめまして。コメントありがとうございます。そうなんですね、私の作品で安心してくださると言ってくださりありがとうございます。こちらこそ、お読みいただきありがとうございました(^^) (2020年11月13日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
#Rose(プロフ) - コメント失礼します。私も実は嘔吐恐怖症なので廉くんと共感することができて嬉しかったです笑 あと、自分が廉くんになった気持ちで海ちゃんに慰めてもらえていたのでなんだか読んでいて安心しました…ありがとうございます泣 (2020年11月13日 20時) (レス) id: 5074e88588 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 音さん» そうなんですね！じぐいわいいですよね(^^)♪ (2020年11月3日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 黒瀬優花さん» じぐいわーるどは誰も入れない魔法の世界です(笑) (2020年11月3日 16時) (レス) id: 705d2458c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年10月22日 17時
