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涼介side
涼「なっ、なんで…！俺は！」
幸「考えてみろよ…！？こいつの耳は普通じゃない………！俺ら常人には理解出来ねぇこと考えてるかもしんねぇだろ！！」
明「っそれはあまりにも無理があるわ！」
幸「でもこの中で可能性があるのなんてコイツしかいねぇだろ！！その耳を上手く使えば殺人にも役立つかもしんねぇ！！」
そんなの……あんまりだ…
偏見が過ぎるだろ…！
反論したくなったけど……この中で言ったら、確かに一番異常なのは俺なわけで。
ここから何か言ったって、きっと幸平さんには言い訳にしか聞こえない………
なにか証明出来るものがあれば…！
光「…………彼は違うと思います」
皆が、感情的に会話を交わす中…………冷静な声でそう言ったのは、光くんだった。
幸平さんと同様、睨みつけるように……光くんの目線は、幸平さんに向いていて。
光「……俺、前にも拉致されたことがあるんです、涼介くんと一緒に。………その時彼は、俺を含めた被害者を助けるためにしか、耳を使っていなかった。もしMr.RPだとしたら、あんな絶好の機会に殺さないのはおかしい。それに………彼のお兄さんは現役の刑事さんだ」
涼「…光くん……」
光「…………俺としては…………あなたの方が怪しいと思いますけど、幸平さん」
光くんの言葉に何も言えなくなった幸平さんは……最後の言葉で目を見開いた。
幸「どういうことだよ…！」
光「そうやって人に罪なすり付けてるようにしか見えないんですよこっちは！」
幸「あ"ぁ！？それを言ったら今のお前もそうだろうが！！」
明「いや、あなたの方が数倍怪しいわ幸平さん！いい加減な理由で犯人扱いして！！」
幸「お前もだかんな戸部明日香！匂いだけで香水の種類当てるなんて、事前に答え知ってたんじゃねぇのか！？」
明「ちょ、指差すんじゃないわよ危ないでしょ！」
幸「そこのチビたち3人！！テメェらも泣いた顔して心の中では笑ってんじゃねぇのか！？おい！！！」
か「ふぇぇぇんっ……」
み「…っ、…ふ……」
ゆ「そんなことっ、ないです…っ！」
涼「ちょ…無差別に疑い過ぎです！！」
光「いや！でも……………子供だとしたら、1番疑われない位置ではある…」
涼「光くん！！」
明「っ幻滅よあんたたち！！」
皆が、どんどんヒートアップして。
どんどん止まらなくなっちゃって。
もしかしたら……と考えると…………もう、何も信じられなくなってしまった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しょりれん - 完成度が半端なくてびっくりしました！ (2021年11月25日 20時) (
レス) @page50 id: 103108e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
海音 - この話とても面白くて度々読み返しに来てます！りずむさんの作品全て好きです！新作の更新も頑張ってください！楽しみにしてます^^* (2020年11月17日 23時) (レス) id: f3a5bd6aac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - すごいですね！これからも他の作品で頑張ってください！！！ (2020年8月20日 7時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - いろはすさん» コメントありがとうございます！そのとおりです〜！お名前だけお借りしました笑 (2020年5月20日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 女の子の名前は古畑中学生ですね！！どこかで聞いたことあるなと思ってました笑 (2020年5月20日 18時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
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