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大貴side
パトカーで警察署まで向かった俺に待っていたのは、もちろん事情聴取。
最初は厳しく、「警察が何をやってんだ」とグチグチ言われたけど…………
徐々に弱くなっていく警察官の圧は、薮さんたちの捜査が進んでいることを物語っていて。
3日経って………ようやく俺は、解放された。
涼「大ちゃん！」
大「ぐへぇっ……」
……久々の外の空気を吸って早々、抱きついてきたのは涼介で。
どうやら、俺のことを待っていてくれたみたいだ。
大「涼介…」
涼「良かったぁ……！」
大「……ふふっ」
…………俺も、良かった。
涼介のこと、犯罪者の弟なんかにしたらたまったもんじゃないもんな。
一時は本当にヒヤッとしたけど……
…………あ。
大「おい、そういや裕翔先生は？」
実は、取り調べを受けているときから、ずっと気になっていた。
確かに、俺は裕翔先生のせいでこんな目にあった。
裕翔先生が加害者で、俺は被害者だ。
………けど。
なんとなく………裕翔先生を、素直に責めることが出来ないんだ。
涼「…………さっき、ほんとについさっき……意識が戻ったって、薮さんが」
.
涼「……裕翔先生の家で………全部、知った。聞こえた」
車で病院に向かってる最中、涼介が呟いた。
裕翔先生と、弟の圭人くんの両親のこと。
その殺人事件のこと。
今回復讐に走った理由。
同じ苦しみって…………そういう事だったのか。
大「……冤罪、だったのか」
涼「うん……多分ね」
きっと裕翔先生なりにも、葛藤があったはず。
俺が、こんなふうにのこのこ会いに行っていいのかは分からないけど。
………伝えたいんだ。
この数日間が、すごく辛くて。
怖くて。
でも………涼介のことや、母さんのこと。
家族のことを思い出せば……いくらか、救いになったんだって。
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しょりれん - 完成度が半端なくてびっくりしました！ (2021年11月25日 20時) (
レス) @page50 id: 103108e9a9 (このIDを非表示/違反報告)
海音 - この話とても面白くて度々読み返しに来てます！りずむさんの作品全て好きです！新作の更新も頑張ってください！楽しみにしてます^^* (2020年11月17日 23時) (レス) id: f3a5bd6aac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみん - すごいですね！これからも他の作品で頑張ってください！！！ (2020年8月20日 7時) (レス) id: 4766001341 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - いろはすさん» コメントありがとうございます！そのとおりです〜！お名前だけお借りしました笑 (2020年5月20日 21時) (レス) id: cd22ea486d (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 女の子の名前は古畑中学生ですね！！どこかで聞いたことあるなと思ってました笑 (2020年5月20日 18時) (レス) id: c890c969a8 (このIDを非表示/違反報告)
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