リビングで ページ8
宏太side
宏「…なんでそんなことになったんだ…？」
……家について、ざっくりと涼介のパニックのことを聞いた。
和室にいけば、涼介は気を失ったように横になっていて。
その頬には、涙のあとが見えた。
……なんでほんとに、こんなことに…
俺の質問に、困惑気味に目を伏せる伊野尾。
慧「……俺にも、わかんねぇ…」
…珍しく…かなり動揺しているらしい。
もちろんそれは、伊野尾だけじゃなくて。
ここにいる…俺に光、大ちゃんや高木、同じだった。
……ちなみに今は、勉強から帰って来た裕翔に、圭人と侑李は任せてある。
光「何か、きっかけはあったの…？」
慧「………金髪の………真っ黒な服着た金髪の女が、家の近くにいたんだ」
金髪の、黒い服着た女……？
慧「なんか気味悪いなって思って。不審者かもしれないし、急いで通りすぎようとしたら……涼介が震えだした」
大「…その女のことを、知ってた…のか？」
慧「分かんない。帽子も被ってたから顔も見えなかったし」
でも………
涼介の過去に関係している人物か…それに似た人には、かわりないだろう。
もしかしたら………あの日、施設にくる前に涼介を追っていた人物かもしれない。
雄「そんな人が近くにいるのって、危なくない…？」
宏「あぁ…いずれにしても、その女とコンタクトは取らないとだな」
光「……それって大丈夫？」
宏「もちろん警察も交えて、だ」
今までは…涼介の過去の核心をつくような出来事は、涼介自身が避けてきていた。
だからこそ、こんなことはじめてで。
あれほど本人が恐れている過去はどんなものなのか、知っていいものなのか…皆、困惑してる。
………けど。
一番怖いのは、本人なはずだから。
宏「…涼介は家族だ。涼介は、俺らが守らなきゃいけない」
大「………そうだね」
涼「…………ん………………………」
リビングで、そんな話を交わした直後。
和室から…………涼介の声がした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん台風大丈夫でしょうか。
自分の命を第一に、くれぐれも気を付けてお過ごしください…！
私の更新で少しでも、台風の恐怖が紛れるといいなと思います………
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楠木りずむ(プロフ) - 柑橘類。さん» 嬉しいです……！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで感謝です！ありがとうございました！m(_ _)m (2019年11月10日 9時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘類。 - 初コメ失礼します。今更ながらではありますが、完結おめでとうございます！輝希の皆の温かさや、幼い山田くんの苦悩と決意に泣かされました…どの小説よりも大好きな作品です。書いてくださりありがとうございました！ (2019年11月9日 17時) (レス) id: 8dd377e6cf (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» こちらこそ読んでいただき感謝しかないです！ありがとうございます！！！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 眼鏡っ子さん» ありがとうございます♪実は掛け持ちをしておりますので、ぜひそちらも覗いてくださいな…(しれっと)ありがとうございました！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - かのさん» 嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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