水道屋さん ページ19
慧side
大「………そういうこと…」
慧「…何回か薮が警察で、山田すず子のことを聞いたけど………手続きの際書かれた家は誰もいないし、電話も繋がらない。………手がかりがない。それがおかしい」
昨夜話したことを、職員全員に話した。
最初は驚いていたものの、やはり皆気になる部分はあったみたいで………すぐに納得してくれて。
光「………けど………何をすりゃいいんだ？」
雄「場所が分からないんじゃ、コンタクトのとりようもないし……」
宏「そこなんだよなぁ……」
5人で首を捻っていた……その時。
ピンポーン……と、室内にインターホン響いた。
慧「はーい…」
「すみません、配管の点検にきたんですけれども、見させていただいてもよろしいでしょうか」
慧「え、そんなの聞いてな………ちょ、薮ー！」
じゃんけんで負けた俺が玄関の扉を開けるとそこにいたのは、モニター越しにも見えた水道屋さん。
点検なんて聞いてないんだけど………と思いながら薮を呼べば、薮もきょとんとした顔を見せた。
宏「そんな連絡されてないんですけどね…」
「え、ほんとですか？おかしいな、留守電いれたって言ってたんですけどね…」
もしかしたら、誤操作でその留守電を消しちゃったのかも。
とりあえず来てしまったものは仕方ないし、点検をしてもらうことに。
「配管すべてチェックしたいんで、部屋のなかも色々見せてもらいたいんですけど大丈夫ですか？」
宏「あ、大丈夫ですよ。子供たちと庭で遊んでますんで、終わったら声かけていただければ」
分かりました、とにこやかに挨拶をした水道屋さんを部屋において、俺たちは庭の方へ。
裕「あれっ、どうしたの？」
圭人と侑李に挟まれ、少し疲れた顔をする裕翔に事情を話せば、納得した顔で頷く裕翔。
……っていうか……
慧「おい裕翔、お前無理したろ……」
雄「うわ、足真っ赤…！おいで裕翔」
裕「はーい……」
擦れて痛そうな義足を外してもらってる裕翔を気にしつつ………
俺は、楽しそうに大ちゃんたちと遊んでるふたりを眺め、自然に頬を緩ませていた。
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楠木りずむ(プロフ) - 柑橘類。さん» 嬉しいです……！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで感謝です！ありがとうございました！m(_ _)m (2019年11月10日 9時) (
レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘類。 - 初コメ失礼します。今更ながらではありますが、完結おめでとうございます！輝希の皆の温かさや、幼い山田くんの苦悩と決意に泣かされました…どの小説よりも大好きな作品です。書いてくださりありがとうございました！ (2019年11月9日 17時) (レス) id: 8dd377e6cf (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - JUMPLOVEさん» こちらこそ読んでいただき感謝しかないです！ありがとうございます！！！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 眼鏡っ子さん» ありがとうございます♪実は掛け持ちをしておりますので、ぜひそちらも覗いてくださいな…(しれっと)ありがとうございました！ (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - かのさん» 嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年11月8日 13時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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