養護施設 “輝希”

ホテル ページ24

宏太side



………少し様子がおかしかった涼介も………時間と共に、いつも通りに戻って。


侑「おいしぃ〜…♪」

裕「あははっ、おいしいねぇ〜」

圭「お水欲しい……」

涼「はいよ、こぼさないようにね？」


光「おいしそうに食べてくれて俺は幸せだよ…」


光が作ってきたお弁当を食べて、また海で遊んで………少し早めに、ホテルにやってきた。




大「でけぇーっ！」

雄「結構いいホテルとったんだな…予算大丈夫なの？」


宏「……………はは…」

慧「あ、触れちゃいけないっぽい」

雄「ごめん」


やってきたのは、かなり大きい海近くのホテル。

…………まぁ、それなりに高かった。
なんなら、俺のポケットマネーがちょっと消えた……

だけど………このメンバーで旅行にいくのは初めてだし、行くならいい思い出をたくさん作ってやりたくて。

少しだけ、奮発しちゃったんだよなぁ〜…


宏「…あ………ただ裕翔ごめん、部屋に風呂がなくて……」

裕「……え？」

宏「大浴場じゃないと入れないんだわ。ごめんな…？」

裕「あー…………うん、平気」


……自分の足が人目につくことを、激しく嫌っている裕翔。

足のことでいじめられたのも、原因のひとつかもしれない。

だから本当は、部屋に風呂がついてるホテルにしたかったんだけど……この辺はあんまりなくて。

無理矢理笑ったような顔をする裕翔に、申し訳なさが募る。


圭「裕翔ぉ、どしたの？」

裕「んっ？……んーん、なんでもないよ」

侑「お風呂楽しみだね〜」

涼「んね！俺も楽しみだな」

裕「……そうだね」


…………やっぱり、まずかったかな……

でも風呂に入らないわけにもいかないし……出来るだけ人が少ないバイキングの時間に入るか……


光「裕翔、無理すんなよ？」

裕「………うん」




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海の描写がほぼない、という異常事態。←
申し訳ないです………

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