【祝完結】そして彼に惹かれていった【再始動番外編】

惹かれた＿14 ページ14

お昼を済ませた俺たちは、大型体育館に来ていた

次はどこに行こうかとインターネットで調べると、この近くに卓球やバレー、バスケなどが自由にできる体育館があることがわかった

別に東京でなければできないというわけではないけれど、久しぶりに体を動かしてみるのもいいな、というのが建前の興味本位で行ってみることに

ただ、シューズや動きやすい服がないと汗だくになるのはダメだからまずはショッピングモールへ

短パンジャージの下にひざ下あたりまでの長さの黒いタイツを履き、上は黒のTシャツ

ジャージの上は後で脱ぐつもりなので前を開けて羽織っている

黒い足首丈の靴下に白が基調の赤のラインが入ったシューズを履いた

兄さんも短パンジャージに同じ丈のタイツ、黒の足首丈の靴下

でも上は白のTシャツで前はチャックを閉めているし、スニーカーも白が基準だけど青のラインが入ってる

もちろんジャージのデザインは違うよ


「兄さんスポーツすごいできそうに見えますね。あれです、外見で判断できるタイプのやつ」

「それ褒め言葉なのか？まぁいいや、ありがと。ゼルは…細いし白いな」


それこそ褒めてないでしょ、と笑えば、たしかに微妙だな、と笑い返してくれた

細マッチョと言うか、筋肉がつきにくい俺と違って程よくついてるなと思う


「じゃ、各スポーツやってくか」

「はい」

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