マイナステンポ ページ7
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飛雄は私の発言にハッとした表情になり、そこに追い討ちをかけるように菅原さんが翔陽を上手く使ってやれないか、と訴えかけた事により試合は動き出す。私達の言葉通り、全力の翔陽に飛雄がトスを持っていく。
飛雄がトスを上げるときにはもう既に、翔陽の助走及びジャンプの踏み切りが完了している状態。ーー“マイナステンポ”の速攻。
ツッキー達が反応するよりも速くコートにボールが叩きつけられ、翔陽達の得点に。流れが翔陽達のチームに向く瞬間。
そこからは翔陽と飛雄の速攻を挟みつつ、田中さんも上手く使っていき３対３は翔陽達のチームが勝利を収めた。
「ツッキー負けたからって拗ねちゃだめよー」
「ハァ……別に拗ねてないから。ていうかキミさ」
「私の名前はキミじゃなくてAでーす」
「え、うざ」
「ツッキー冷たい！ あ、それで何が言いたかったの？」
「……いや、やっぱり何でもない」
続きが気になる所で言うのを止め、ふいっとそっぽを向いてしまったツッキー。何となくツッキーが私に聞かんとしていた事が分かる気がする。多分、ツッキーは私にバレー経験があるのかと聞きたかったんだと思う。だから下手に追求するのはやめておく。
「Aちゃん」
「あ、潔子さんー！」
「ふふっ…今日も元気だね。はい、これ。Aちゃんのジャージだよ」
「ありがとうございます！ 潔子さんは相変わらずお綺麗です！」
ツッキーと会話をやめた私の元に来たのは、私用の新品烏野ジャージを持った潔子さん。３年生で美人なマネージャーさん。今日までの部活の日まで色々と勝手を教えてくれた優しい先輩。潔子さんと出会った瞬間に、普段田中さんが潔子さんを崇める理由がよーく分かった。
後輩のマネージャーが入ってきてくれて嬉しい、と言って綺麗に微笑む潔子さん。やばい、マジでお顔が天才。推しになるわ、こんなん。
それからしばらく潔子さんと私できゃっきゃうふふしながら女子トークを楽しんでいたら、体育館に飛び込んできた謎の先生が。
その人は顧問の武田先生らしい。武田先生は凄く慌てた様子で私達に用件を伝えてきた。
簡潔に言うと、県ベスト４の青葉城西高校との練習試合が組めたらしいが、向こうが出てきた条件に“飛雄をセッターとしてフルで出すこと”が含まれていたようだ。つまり今の烏野の正セッターである菅原さんがベンチ入りになるということ。
あー……まあ、この条件を受けない理由がないよね。
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( ･´ｰ･｀)どやｗ - 佐藤久美子って、名探偵コ◯ンの佐藤刑事みたいですネｗｗ 返信不要です (2022年7月2日 13時) (
レス) @page19 id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き(プロフ) - キースさん» コメントありがとうございます！私も思い切り夢主ちゃんのテンションぶち上げで書いてます！笑 ここまで書いてて楽しい夢主ちゃんは私も初めてです！ これからも頑張ります！ (2021年4月24日 15時) (レス) id: fe7138416d (このIDを非表示/違反報告)
キース - 凄い面白かったです！夢主ちゃんのテンション、読んでて楽しくなる…これから夢主ちゃんがどうなるのか楽しみです(o^^o)これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年4月24日 6時) (レス) id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻き(プロフ) - かりんとうさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月24日 2時) (レス) id: fe7138416d (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - めっちゃ面白いです！ めっちゃ大好きです！ 応援してます! (2021年4月23日 22時) (レス) id: ca2d9f3fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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