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『しばらく事務所へは来るな。』
滝沢さんにそう言われ、頭が急に真っ白になった。
｢どう…してですか？私何かやらかしましたか？それだけじゃ納得出来ないです！｣
滝｢これを見ろ。｣
滝沢さんが渡してきたもの、それは私の大学への登校時の写真や事務所へ出入りしている写真、秀と同じ家に入る写真といったプライベートが分かるものから元々通っていたバイト先での仕事地の写真やこの事務所での仕事中の私の写真とここ2年ぐらいの写真だった。
｢…なんですか、これ。｣
滝｢恐らくHiHi Jetsのファンに撮られていたものだ。｣
滝｢高橋がちょうど同じ大学に通っていた時期の物がいちばん古い。その上、ここでバイトとして雇っていることもバレている。週刊誌に売られてしまえばお前に関わっているもの全てが実害をうける、そしてお前本人にもなにか危害が及ぶ可能性もある。｣
｢……｣
私は何も言えなかった。
当時、Jrだと知らなかったとはいえよく優斗とは一緒にいることが多かった。
Jrだとカミングアウトされたあとも私には関係ないからとそれまでの距離を変えることなく付き合ってきた。
ただ、それが今回仇となったんだ。
私に危害が及ぶのなら構わない。
けど、これからも事務所に関わることで優斗やHiHi Jets、それに秀達にも危害や被害が行くかもしれない。
そう考えると事務所へは来るな。という言葉を受け止めざるを得なかった。
滝｢タイミングも悪かった。｣
滝｢ただ、勘違いしないで欲しい。お前が要らないというわけではないことを。今後のことは何とも言えないがお前自身を守るためでもある。｣
滝｢これまで毎日のように働いてくれた分の長期休みとして取り扱っておくし、今まで働いた分の平均額を給料として渡すことは約束する。｣
滝｢たまに在宅でもできるような仕事は頼むかもしれないが、全てを守るためにも必要最低限、関わりを避けてくれ。｣
そう頭を下げる滝沢さんに私はわかったとしか言えなかった。
苦渋の決断だったとも感じるぐらい、ひとつひとつの言葉の伝え方が苦しそうな滝沢さん。
もうこの場所へ戻ってこれるかは分からない。
その可能性もあるんだ。
私はここで駄々をこねることは許されない。
だから
｢こんなただのバイトまで守るためと仰ってくださり本当にありがとうございます。来週から学校も始まるので学生に戻ってきます｣
最後の日になるかもしれない。そう思いながら滝沢さんへこう言ったんだ。
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ちー(プロフ) - 更新再開嬉しいです…待ってました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています^_^ (2020年7月20日 20時) (
レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ちーさん» コメント、ありがとうございます！そのお言葉で頑張れます……。今少し私生活が忙しく更新できてませんが少しだけ待っててください！ (2020年6月19日 14時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして。いつもこちらの作品を楽しみにしております。今も次はどんな風にお話が進んでいくんだろうと気になっております。お忙しいとは思いますが更新頑張ってください！ (2020年6月18日 0時) (レス) id: 87362ec09c (このIDを非表示/違反報告)
くれいじー。(プロフ) - ikmmry1212さん» コメントをくださり、ありがとうございます（ ; ; ） そのお言葉だけで頑張れますっ！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: 417b7086e1 (このIDを非表示/違反報告)
ikmmry1212(プロフ) - 移行おめでとうございます！ 毎回楽しみにしてます！ これからも頑張ってください！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: f97496a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くれいじー。 | 作成日時：2020年5月20日 3時
