存在 ページ6
翔平目線
Aは本当に空気を読んでくれる、というよりも自分と波長が合う。
例えば今とか、電話口で僕が何も言わなくても、
Aに何を求めているのかを、まるで理解しているように、楽しい話をしてくれている。
Aの生活は自分とは全く異なるので、彼女の話を聞いていると、
なんだか野球選手じゃない自分でいれる気がして、気分転換になって楽しい。
「――って感じかな、翔平は?」最近、
しかも、話したいときも分かっているかのように聞き役にまわってくれる。
Aといると安心できるし、このままでいたいと強く思う。
大「今日の試合でさ…」
_
西「で?」
大「え、」
・
杉「だからー!Aちゃんとのこと!」どうなの!
西「俺が相部屋のときも電話してるし、」
大「いや、」どうっていわれても、
福岡遠征でご飯に誘われてきてみると、開口一番の話題がこれだった。
大「普通に仲はいいですよ?」
西「いや、うん、」それは知ってるわ
杉「翔平はAちゃんのことどう思ってるの?」
大「普通に好きですけど…」
・
中島(これは完全に気づいてないわ)お互いに、
西(なんでこんなウブなんすかね!!)
杉(翔平が可愛く見える…)
・
中島「Aちゃんってどんな存在なの?」
考えてもみなかったことを聞かれた。
まだ出会って1年もたっていないけどそれでもAの存在が当たり前になっていた。
・
(これはまだこの気持ちの名前に気づく前の話)
僕にはまだ、Aといると感じたりする気持ちや、
会いたい感情をまとめてそれを一つの名前を付けるなんて考えもしていなかった。
・
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kr1y6(プロフ) - ゆうなさん» お久しぶりです!!ありがとうございます("⌒∇⌒")ご期待に沿えるように頑張ります! (2017年12月17日 1時) (レス) id: fc44881dfb (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - 続編読めて本当に嬉しいです!これからも応援してます(*´∇`*) (2017年12月2日 21時) (レス) id: b2978f7cfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2017年11月29日 20時