愛してるゲームーKPー (ページ15)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:71,636 hit

平野 VS 岩橋ページ15

平野side

ジンが強いのか、廉が弱いのか。まあたぶん両方だなー。

2人を見ると、役目を終えたと言わんばかりに着席している。

平「え、これ全員としなきゃ休めない感じ？」

神「んー、じゃあそうする？」

あ、そうなの？それなら俺もラスト行きますか。喉も乾いてきたし。

少し離れたところにいた玄樹に歩み寄る。

平「玄樹、しよ」

岩「いいよ」

笑って了承してくれた。

そろそろ玄樹が負けるところ見たいし、絶対勝ってやる！

平「じゃあ俺から行くよ？愛してる」

岩「俺も紫耀を愛してる」

平「かわいい玄樹を愛してるよ」

……言いながらも、なんかすでに笑いそう。かわいいし。

それを頑張ってこらえていた次の瞬間、玄樹はまさかの変化球を投げてきた。

岩「I love you」

平「……ぐふ、」

……いや絶対笑わない。口元に力を込めて必死で抑える。

にしても発音めちゃくちゃいいな！

髙「あははは！」

岸「ははは！」

おい後ろ！つられるからやめて！

耐えられなくなる前にと思い、玄樹にぐっと近づいた。

体が触れ合いそうなくらいのその距離では、視界はもう玄樹だけ。

平「愛してるよ」

岩「……ちょっと、ふふ、近いよ！」

俺が言葉を返した直後、玄樹が笑みをこぼした。

……え、勝った！？やった！

平「俺勝ったよ！」

永「ははっ、いや見てたわ！」

岩「え～悔しいんだけど～」

ちょっと不貞腐れたような表情をしながら、俺の腕を優しく叩く。

平「英語まで使ったのになー？」

岩「もう！掘り返すなよ！」

口ではそんな言うけど全然怒っているようには見えなくて、そんなところもやっぱりかわいいなぁと思った。

…