愛してるゲームーKPー (ページ2)

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岸 VS 永瀬ページ2

１、永瀬side

神「じゃあまずは岸くんにしてもらう？」

岸「俺！？まあ、やってやりますよ！」

言い出しっぺのジンに振られて、なぜだかやる気満々な優太。

ガチでするん？なんなんこのグループ……。

まあでも優太がするんか。だったら。

岩「相手は誰がいい？」

永「はい」

ビシッと挙手した。俺しかおらんやろ！

平「え、立候補制？」

髙「ほんと好きだよね～」

なんやうるさい外野は無視。

手を挙げたまま隣の優太に顔を向けると、優太は俺を見ながらくしゃっと笑った。

岸「あ、廉する？いいねいいね」

よっしゃ！

さっきまでのやりたくないって気持ちなんかどっかに吹っ飛んで、もう普通にやりたい。

永「じゃあ俺からな。……優太、愛してる」

岸「俺も廉を愛してるよ！」

しっかり目を見つめて言った俺の愛の言葉に、優太が間髪入れず返してくる。

へぇ……ふぅん。

永「え？なんて？」

ほんまは聞こえとったけど、せっかくなのでおかわりいただきます。

岸「愛してるよ、廉」

永「おぅ……ひひっ、」

岸「あ、廉笑った」

……あ、やったわ俺。もう終わったやん！

神「はやっ！」

永「うわ、ガチか！あぁ～」

まだしたかったのに！もっと聞きたかったし。

永「優太もっかいしよ」

岸「だめだめ、俺が勝ったんだから！」

そう言う優太はめっちゃええ笑顔で、そんな姿も愛してるなぁって思う。

こんな俺は何回やってもたぶん優太に負ける。

でもそのたびにこんなに笑ってくれるなら、何回でも俺はしたい！

…