愛してるゲームをしよう ページ1
平野side
収録のためにキンプリ全員で楽屋入りし、中央の机を取り囲むようにみんなで椅子に座った、その直後のことだった。
楽屋のドアが開き、ちょっと焦った顔のスタッフさんが顔を現した。
「すみません、機材トラブルが発生していて……。30分ほど待っていただいてもいいですか」
あらま、そりゃ大変。
平「わかりました。お疲れ様です」
岸「俺ら待つの得意なんで大丈夫っす！」
ほかのメンバーも口々にスタッフさんに言葉を掛ける。
スタッフさんが何度も「すみません」を繰り返しながら楽屋を出て行くと、一瞬の沈黙。
でもさすがキンプリ、そんなものはすぐに壊す。
�癲屬靴个蕕�暇そうじゃん。なんか楽しいことしよ〜」
永「海人の思う楽しいことってなんなん？」
�癲屬覆鵑�こう、みんなでワイワイ遊びたい！」
ガキかよ！ まあでも確かに暇だしな。
岩「んー、なんかあるかなぁ」
玄樹がむぅっと首をかしげたとき、その隣にいたジンが「あ、じゃあさ」と口を開いた。
神「愛してるゲームでもする？」
平「えぇ〜……、男同士でそれする？」
しかもメンバーと。なんか照れくさいわ！
廉も俺と同じ気持ちなのか、俺の目の前でイケメンな顔を歪ませまくっていた。だよな、うん。
そんな中、理解できずにぽかーんとしてる男が1人。
岸「愛してるゲームってなに？」
岩「愛してるって言い合って、照れて笑った方が負けってやつ」
岸「あ、より愛していた方が勝つってこと？」
�癲屐帖弔覆鵑�違くない？ 笑った方が負けだって玄樹くん言ってるじゃん」
岸「あ〜、あ〜……え？ ああ……」
上を見上げながら考えこんだかと思えば、岸くんはうんうんと頷き出す。
……この人ほんとにわかってる？
神「まあ、とりあえずやってみたらわかるんじゃない？」
永「え、ほんまにするん？」
平「俺嫌なんだけどー！」
�癲屬いい犬磴鵝�楽しそう！ やろうよ！」
そんなこんなで、なぜだか愛してるゲームをすることになった。
…
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作者名：ひまっくす | 作成日時：2019年10月13日 20時
