切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ6)

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シュンってなってる岸くんが可愛くて

もうちょっと見てたいけど

さすがに可哀想になってきた(笑)

『分かったよ、

下の名前で呼べるように頑張るから！

それでいいでしょ？』

私がそう言うと

パァァァァっという効果音が聞こえるくらい

分かりやすく岸くんの表情が明るくなった。

優｢まじ！？

約束だからな！｣

『ん、約束！』

優｢じゃあ、ためしに呼んでみて！｣

『いま？』

優｢ったりめーだろ！｣

『えー、やだよ。』

優｢ほーらっ！｣

まるで餌を待つ子犬のような目で

私を見つめてくるから

これ以上、嫌だと言えなくなってしまう…

『うぅ…。』

優｢早く！｣

『優太… くんっ///』

耳まで真っ赤になってる私を他所に

岸くんは｢ぐはぁっ！｣なんて言いながら

ベッドに倒れ込んでいる。

私も私なら岸くんも岸くんだ。

2人して何をやってるんだろう…(笑)

しばらくふざけあった後、

明日も仕事があるという岸くんは

｢また近いうちに遊びに来るね｣

そう言って帰っていった。

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