切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ44)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:124,471 hit

091 ページ44

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

でも、そんなことは気にしない。

ちゃんと話せる。

『まずは、返事が遅くなってごめんなさい。』

優｢いやいや、気にしないで？

俺、待ってるって言ったし。｣

『あれからね、私なりに色々考えた。

岸くんの負担になったりしないかな、とか。

ちゃんと支えられるかな、とか。

余計なことばっかり考えたら怖くなっちゃって

なかなか答えを出せずにいたんだよね…。

でも、廉くんに言われて気づいた。

答えを出せないんじゃなくて

出てる答えから逃げてるだけなんだって。』

優｢うん。｣

『そういう余計なことを全部無視して

岸くんのことだけを考えた時に

やっぱり私は岸くんが大好きだなって思った。

だから…

こんな私でよければ宜しくお願いします。』

優｢ほんとに…？

俺でいいの？｣

『岸くんだからいいんだよ！』

優｢まじかっ…

俺、生きてきた中で今が一番幸せかも！｣

真っ赤な顔を大きな手で隠しながら

そう言ってくれる岸くんを見て

やっぱり岸くんのことが大好きだなと思った。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈