切なさを抱きしめて…[Yuta.K]② (ページ32)

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どうやら神様は

私のことを嫌っているらしい…

『げっ…』

｢｢｢あっ…｣｣｣

瑠｢うそ… 本物やんっ…｣

光｢やば… 本当に会えてしまった…｣

あれだけ会わないように願ったのに

なんでこういう時に限って

私は遭遇運を使ってしまうのか…。

隣を見れば瑠菜と光莉は

できるだけ騒がないように静かに喜んでいて

2人が幸せならいっかなんて思った。

光｢え、ちょ、どうする？｣

瑠｢どうせなら握手してもらおうよ！｣

光｢そうだね…

あのっ、平野くんのファンです！

握手してもらっていいですか？｣

紫｢ええよ～！｣

瑠｢えっと、岩橋くんのファンです！

ずっと応援してます！｣

玄｢え、ありがと～！｣

“キャー”なんて言いながら

2人はメンバー全員と握手をしていく。

私がどうするか迷っていると

廉くんがニヤッと笑って私に声をかけてきた。

廉｢で、君は誰のファンなん？｣

『えっ、』

勇｢だーかーらっ、誰のファンなの？

君だけまだ誰とも握手してないじゃん！｣

うっ…

2人共、絶対に面白がってる。

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