私は蒼き疾風の飼い猫になりました。

21話になりますにゃ。 ページ21

そして始った壁山さんの特訓。壁山さんの体にはタイヤが二つ装着されていました。

壁山「なんすか？この特訓？」

音無「壁山君は一段目なの。一段目が高く飛ばなきゃ、二段目は空高く昇れない。でしょ？だからジャンプ力をつけるのよ」

壁山「でもこれじゃあ飛べないっす」

円堂「いいから、やってみろよ」

そこには壁山さんと同じようにタイヤを巻き付けた円堂さんがいました。

円堂「俺も、ジャンプ力は身につけなきゃいけないんだ。な？」

そして豪炎寺さんも、染岡さんと風丸さんを踏み台にして練習を始めます。一方私は木の上に登り。その様子を見ていました…猫は高い場所が好きなんです…その特訓は夜まで続きます。

A「にゃぁぁ…」
『ふぁぁぁ…』

豪炎寺さんも壁山さんもボロボロになるまで練習しました。その後、壁山さんも豪炎寺さんも納得のいくジャンプ力を身につけることに成功したのでしょうか。皆さん喜びの声をあげました。

染岡「やったー！豪炎寺ー！」

豪炎寺さんは成功した安心感と疲労でその場に倒れ込みます。

風丸「豪炎寺！」

A「にゃー！」
『豪炎寺さん！』

私と風丸さん。染岡さんが駆け寄ります。

豪炎寺「大丈夫だ」

染岡「とうとうやったな！」

豪炎寺「いや、まだまださ。ようやく三分の一ってところだ」

風丸「でも、兎に角やれそうな希望は見えてきたよ」

円「よーし皆！あと一踏ん張りだ！野生中との試合はもうすぐだぞ！」

全員「おぉー！」

A「にゃぁー！」
『おーっ！』

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