蒼き疾風にストーカーされてました

ストーカーさん7話 ページ7

A「ゴホンッ…つい取り乱してしまいました」



もう他の方々も帰ろうとしていますし。私も早く帰りましょう、私が席を立つと風丸先輩が口パクで何か言っているのが見えました…えー



し・た・で・ま・っ・て・て・く・れ



A「っっ⁉」赤面



えぇ⁉いや見間違い⁉いやでもそう見えましたし…私は取り敢えず観客席から離れ、選手が通る通路的なところに来ました…し、しかし……疲れてないんですかね…



A「と、兎に角…顔をなんとかしなければ…」



絶対真っ赤ですし……私は立ち止まってなんとか赤い顔を戻します…ですが急に目の前が真っ暗になりました…え？…すると…



？「だーれだ？」



と、耳元から風丸先輩の声が…ぁ…片手で私の目を隠して、もう片方は私を抱くようにお腹の方に…う、後ろから抱かれ…て…そ、それもですが⁉



A「ひゃ⁉かか、風丸先輩、わ、私耳は弱いんですよぉ…」赤面



風丸「！…良い事聞いたな…」ﾎﾞｿ



するとパッと目の前が明るくなりました…や、やっぱり風丸先輩でしたね…で、でも後ろから抱かれたままは…は、恥ずかしい…でもどこか嬉しいと思うのは…何故なんでしょうか…



風丸「グフッ…可愛いすぎる。試合観に来てくれてありがとう。A」



A「は、はい！かっこよかったです風丸先輩………あ………い、今のは忘れてもらって結構ですからっ！」



風丸「嬉しいやっぱりA好きだ付き合うを前提に結婚してくれ」←赤面



A「っ…」



また…この気持ち…風丸先輩に好きって言われたら…どうして……



佐久間「風丸。話があるんだ…が…」赤面



う、後ろから確か…佐久間先輩？の声が聞こえました…い、今の状況を他の人に…風丸さんは私から離れ、私と手を繋ぎます…



風丸「どうした佐久間」



なんで風丸先輩は普通に話せるんですかぁぁ⁉



佐久間「あ、いや、か、風丸…彼女いたんだな」



風丸「半分正解だ。Aは俺の嫁だからな」←



A「あ、いや、ち、ちが」赤面



佐久間「…取り敢えず…話があるからついてきてくれ。」



風丸「あぁ…じゃあまたなA」



A「は、はいぃ」



風丸先輩はどこか名残惜しそうに佐久間先輩について行きました…私は試合会場から出ると、帰り道をとぼとぼ歩いていました…



A「はぁ…((？「すいませえん。貴方が坂野上Aさんですかぁ？」え？」



目の前には……見覚えのある中国人の方がいました…

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