貴方色丿琥珀糖。 (ページ10)

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黄蘗色ページ10

×35期まもる。

×35期夢主
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You side

『秋吉ぃ、私のイヤホン知らん？』

せ「何で苗字呼びやねん」

『気分やんか！いや違くて』

『いつも使ってるやつさ、無いねんけど…』

せ「知らへんよ今来たんやから」

『乙女が困ってるんやから助けなさいよね』

せ「冗談もほどほどにしいや」

『はっ倒すぞ』

持ってきたはずのイヤホンが無い。

森ノ宮の楽屋を歩き回るものの

イヤホンは全然出てこない。

せめる｡に聞いたけど知ってる訳もなく

ひたすら部屋を探し回る。

『そう言えば将士は？別？』

せ「いや一緒に来てたけど」

せ「なんならそこまでおったし」

『何でおらんねん、もう…』

頭をわしゃわしゃして記憶をたどる。

森ノ宮来るまでに落としたのかな…？

道で落としてたら絶対見つからんよなぁ。

しょげて5分ぐらい座っていると突然廊下から

ばたばた慌ただしい音が聞こえた。

そして背の高い金髪男が走り込んで来て、

「A!!!!!!イヤホン落ちてたで!!」

『えっ？！！！』

せ「アホが揃いやがった」

子供のように顔をきらきらさせて

こちらにイヤホンを突きつけてくる将士。

そこに向かって私も抱きつく。

将士は笑いながら抱きしめ返してくれる。

ほんまに、ほんまに好き。

せ「空気にすんなや俺を」

『何で分かったん？すごい探してたの』

「入ろうとしたらAがせめる｡に言うてたから」

「絶対俺が見つけたろ思って」

何それ。可愛すぎやんか。

てか何で見つけた本人がそんな嬉しそうなんよ。

「いっぱい褒めてほしい」

『ほんｯｯｯまにありがとう。大好き!!』

「……あかんかわいっ」

せ「マジやめろてお前ら」

せめる｡が死ぬほど嫌そうな顔するから

ここらへんにしとこ。殺されかねない。

とにかく今日も楽屋は平和って事で､､?

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