一寸先は闇【名探偵コナン】 (ページ3)

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「あ、みんなー‼おはよ。」

萩原君きっかけで仲良くなった4人とも
随分仲が深まった頃。

私がおはよー！と言えば各々挨拶を返してくれる。

「腹減った。今日の朝飯なんだろなー。」

朝から食欲旺盛で何より。
この5人は比較的他の生徒たちよりもガタイはいいはずなんだが、やはり1番は伊達くんだろう。

よく老けて見えると言われるそうだが、
私は正直この5人の中で1番タイプかもしれない。

あ、トータル的に見て、だよ？

「今日も目の保養だー‼」

なんて飛びつきそうな勢いで寄ってくるのは萩原君。
こんなのでも顔立ちはいいからよくモテるのだそう。まぁ、自称だけど。

ちなみに私達の出会いは萩原君のナンパじゃなくて、私が電車で痴漢にあった時に助けてくれたのが彼だった。

それをみんなに言っていい？
って一度聞いたのは、あんまり言いたくないなーって言う気持ちを込めて言ったの。
ちゃーんと汲み取ってくれたみたい。

…うん。確かにモテるんだろうな。

「ちっ、萩原うっせー。

　A、危険だ。萩原から襲われる前にこっちに来い。」

「はい‼了解です！松田先輩！」

松田君は最初、クールなイメージだったけど
喋って5分でそのイメージは消えてった。
めっちゃ馬が合う笑

萩原君は私と松田君が仲良くなり過ぎだって怒ってるけど、私達にとってそれは逆効果。

松田君とニヤリ。
肩を組んだり、手をつないだりして余計に萩原君を怒らせた。そのノリが最高に好きだった。

「俺も混ぜろー‼」

って松田君が握ってる手の反対側の手を繋ぎに来たのは諸伏君。諸伏君は子犬みたいだ。いや弟？とにかく可愛い。私の癒し。

あ、そうそう。これは余談だけど、私は声フェチで。諸伏君の声はホントにドストライク。
割と本気で諸伏君のモーニングコールになら毎朝お金払ってでもしてもらいたい。

「はぁ、全員もっと静かにしろ。
　あと、お前ももっと女だという自覚を持て。」

そんな訳のわからん男共の手を握るな。
と、私の腕を引っ張って二人から引き剥がしたのは降谷君。降谷君は完全に私のお母さんだ。

だって料理は美味いわ、ヘアアレンジはしてくれるわ、なんか一家に1人降谷君いてたらいいなって、そうゆう感じ？

兎に角、私もこのグループの仲間入りをいつの間にか、はたしていたのだが。

こんなに充実した警察学校生活を過ごせると思っていなかった。それが1番の感想だ。