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・2話 ページ2






「降谷、どんまい‼」

「絶対挨拶するのは俺だって言ってたのにな」


「…うるさい。」


「萩原も松田もそろそろゼロに殺されるぞ。」

「「おーこわ。」」



「でもまさか女子だとは思わなかったよなー」


「しかもあの子、すっげぇかわいいし‼
 去年ミス東都に選ばれたらしいぜ。
 ちなみに俺は去年からラインしてる仲♡」

「は⁉萩原、お前あの子と知り合いなのか?」

「まぁーね。



 あ、丁度来た。Aちゃーん‼」



入学式後のまだぎこちなく、各々自己紹介をし合ったり、1人で配られた書類に目を通したり、はたまた女子の多くはイケメンに目を奪われたり、している時だったと思う。

私の名前を呼んだのはどこかで聞いたことのある声。はて、一体全体どこだったか。


「今日も可愛いね‼それでいて美しい。」


ビューティフルだ‼なんてどれだけ褒めるんだ。そんな冗談を言うのは萩原君で。
いつもテンションの高い彼は少しあった私の緊張感を打ち消してくれた。




「久しぶり‼いつも通り元気だねー笑
 ほんとその元気私にもわけて。」


「あ、抱きしめたら分けられるけど、どうする?」



ばっ、と両手を広げておいで?って顔をする萩原君だが下心が見え見えである。



「あーなんか急に元気でたからいいや」




冗談混じりのいや、冗談しか行き交わない会話は1人の言葉によって遮断される。


「…あのーところでどーやって知り合ったの?」


「あ、諸伏景光君。初めまして‼」

「え、俺のこと知ってるの?」

「私同期になる人全員の名前覚えたよー


 後ろの3人は伊達航君、松田陣平君、
 降谷零君でしょ?」


名前を覚えてもらっているのは誰でも悪い気はしない。それどころか、仲良くなろうとする誠意が見えて、仲良くなりやすいのだ。



「…でどーやって知り合ったかだよね。

 んー笑…」


言っていいの?と聞くと萩原君は、
俺から言うよって。


「まぁ、街でお互い一目惚れだよね。」
「いや、違うから。」


「そんなすぐ否定しなくても…」


萩原君のルックスが良いのは重々承知だが、
一目惚れはしてない。

「おれがナンパしたんだよねー

 
 ほらあながち一目惚れってのも間違ってない
 じゃん。」


「いや、私はしてないから。」



ひどい‼って拗ねてる萩原君だったが
これをきっかけにこのメンバーと話すきっかけになったのだから結果オーライだ。

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ゅゅ - めちゃくちゃ好きです……この小説で警察学校組に興味を持ったのでほんとに感謝です、!!更新待ってます! (2021年5月22日 10時) (レス) id: cd6ed5edd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年8月18日 11時

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