―後悔は恐怖― ページ14
Aｓｉｄｅ
知らない男たちに囲まれ、喧嘩をしているあの３人
私はまるで地に縛り付けられたように動けなくなった。
目の前で繰り広げられている光景が脳内では別なものに見えてしまっているからだ。
《うぜぇんだよ！こっち見んじゃねぇ！！！》
《…たい・・・痛いよ・・・》
《まだ生きてたの？とっとと死んでくれないかしら？》
《ごめんなさい・・・》
《おぉ、見ろよ。この女、浮気してやがったんだぜ。こうなって当然だよな？》
《うッ・・・ぁさん》
脳裏によぎった記憶のせいで自分の近くに人がいることに気付けなかった。
モブ１「なぁ、コイツは誰の女だ？」
北人「木ノ瀬ちゃん…！」
私は男に後ろから首に腕をかけられ逃げることができない状態だった。
モブ１「なかなかいい女だよなぁ」
近くでする息遣いに気持ち悪さを感じた。
壱馬「・・・俺のだけど。それが何？」
モブ１「コイツ俺にくれよ。そしたらもう２度とお前たちと喧嘩なんてしねぇから」
どうしてだろう。
あの時助けてくれたから、今回も助けてくれるんじゃないかって期待している自分がいる。
もしくは、この状況から早く逃げ出したいがためにそう思っているのかもしれない。
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haruna(プロフ) - お話素敵すぎました！！！慎くんのストーリーも読んでみたいです！ (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 81796fa860 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椋和 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/annsatupuri/
作成日時：2019年6月29日 17時
