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翔太はまずとても寝起きが悪い
ものすごく悪い
変に起こすと機嫌をそこねるし
どうしたものかととりあえず合鍵で施錠されたドアを開けた
「うわ、さすが綺麗好き」
蓮の部屋は男の部屋らしくちょっと散らかってて、という感じだったが翔太の部屋はもうモデルルームかってくらい整頓されている
同じ間取りらしい部屋を進む
「子供みたいな寝方」
大きめなベットの真ん中で身体を丸まらせて布団を頭からすっぽり被っている
「しょったー！！朝だよ〜起きて」
いかにも大声ですみたいな字面ですが耳元で囁いてる程度の声です
怒られたくないし
「っう…ん？……すぅ」
「ちょ、起きてよ」
少し起きた気配がしたものの直後に聞こえるのは寝息で
布団をゆっくりと剥がしていって頬をペチペチと叩く
「翔太？お願い起きて」
「…え、」
「おはよう」
しばらくそうしているとうっすらと開く瞼
視線がかち合ってそう挨拶すれば明らかにびっくりしてる
「なんでお前いんの」
「お寝坊さんを起こしに来た」
「は？」
うわ、声低っ怖
「てか何その格好、」
格好？
いささか不機嫌な翔太の声に首を傾げる
「あ、翔太くん起きたんだ」
「蓮。着替え終わったの」
「もちろん」
もちろんと言いつつまだ寝ぼけてんのか後ろから頭に顎をのせられる
「さっきまで目黒の部屋に居たわけ」
「蓮も起」
「そうだよ。一緒にベットでね」
「っは？！」
私の言葉を遮って蓮の口から出た声に思わず大声で返す何言ってんの
「あっそ。出てって2人とも」
「いや朝ご飯」
さっきより遥かに不機嫌な翔太に恐る恐るそう言うとクッションを投げつけられる
「要らない。迷惑。そんな髪の毛が乱れて服にシワついてる女が部屋入ってくんな。ふっかがシワついた服なんて着せるはずねぇし」
そう言われてはっと服を見れば確かにシワひとつなかったシャツはシワがついていて
髪の毛も多分蓮にベットに引きずり込まれた時にボサボサになったんだ
「二度と入ってくんなお前ら」
苛立った声に部屋を追い出されてドボドボと食堂に戻る
「蓮のせいじゃん！信じらんない」
「だってあそこまでまんまと引っかかるとは思わなくて」
「変な勘違いしてたらどうすんの」
「それはそれでいいんじゃない？結婚相手俺にしとけば」
「…冗談やめてよ」
今はまだ結婚なんて話考えたくないんだから
続く (更新停止中)
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とまと(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！自分のペースでゆっくり更新します (2020年8月23日 21時) (
レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月23日 8時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://peing.net/ja/6d0b8b9e32e7c1?event=0
作成日時：2020年8月22日 21時
