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20歳の夏
一生に一度しか訪れない特別な夏
でも私が想像していた夏は訪れなかった
「たっだいまー！！」
佐「おかえりなさいませ。お嬢様」
「...は？」
今日で学校も終わって約2ヶ月の
楽しい楽しい夏休みが始まる、と勢いよく玄関を開けて執事姿の幼馴染がいたとしよう
「...は？」
佐「同じリアクションは繰り返さなくて大丈夫です」
「ごめん。さっくん整理させて」
整理させて、とは言ったものの何から整理すべきかわからない
目の前には黒髪で執事姿の幼馴染がいて、朝は元気いっぱい行ってらっしゃいと金髪姿で送り出してくれたはずの人がかしこまって敬語を使っている
阿「玄関で突っ立ってどうしたんですか」
遠くから阿部ちゃんの声が聞こえて縋るようにそちらを見て口を開こうとして、呆然とした
「なんで阿部ちゃんまで？さっくんもおかしいしどうしたの」
何も言わないふたりになにかのドッキリかと辺りを見回す
特に屋敷に変わったところはなさそう
「夢？」
阿「現実にございます」
「やっぱりドッキリ！」
阿「残念ながらそれは違いますね」
キッパリと首を振る2人にだんだん不安になってきて思わず涙目になる
佐「あぁ...ダメだ阿部ちゃんちゃんと説明しよう。可哀想だって」
阿「ふふ、悪ノリが過ぎたかな」
「ってことはやっぱりドッキリ」
阿「ではないかな。これは間違いなく現実でこれから受け止めていってもらわないといけないことなんだ」
とりあえず手を洗って着替えてから執務室においで、といういつもの笑顔2人に少しホッとしてから指示通りに行動する
「失礼しまーす」
執務室は今は海外にいる両親が使う場所で私はほとんど近づいたことがない
向「お待ちしてました。お嬢様」
入ると総勢9人がフォーマルな服装で姿勢よく立ち並んでいるので思わず後ずさる
目「こちらにおかけ下さい」
阿部ちゃんとさっくんの時の違和感もものすごかったけど歳も近い目黒にそういうふうにされるとなんだか一層むず痒い
岩「お父様からメッセージをいただいておりますのでご覧下さい」
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とまと(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！自分のペースでゆっくり更新します (2020年8月23日 21時) (
レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月23日 8時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://peing.net/ja/6d0b8b9e32e7c1?event=0
作成日時：2020年8月22日 21時
