恋愛の方程式 (ページ4)

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＃4 ページ4

転校生なのかな、、、

っていうか、あんなに思いっきり髪染めてていいの？

とか

頭の中で、疑問がぐるぐる回る。

でも、この学校は進学校だからそんなに校則は厳しくない。

だからかな、、、と先生も認めていたようだったので、流す。

でも、なんであの人は私の見て

微笑んだのか

なんで私なんかに

微笑むのか

それが謎で

仕方なかった。

今までは、誰かのことで頭がいっぱいになることなんて

無かったのに

家に帰ってもずーっと

あの人のことが、頭から離れない。

気になる、、、

あの金髪イケメン、、、、

もし、うちのクラスに転校してきたら

きっとみんなの人気者になって

私とは別の世界の人なんだろうなあ、、、

なんて

ベッドに顔を突っ伏して考える。

微笑んでくれたのなんて、ただの偶然だし

私になにか変化が起こることなんて

無いと思うけど。

多分私が

みんなで楽しい場所に遊びに行ったり

お話したり

そんな、あの人たちの輪に入ることは

できない。

臆病な自分に腹が立って

私はその怒りを

数学の問題集にぶつけた。