恋愛の方程式 (ページ11)

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＃11 ページ11

「どうした、A

　お前が遅刻なんて、珍しいじゃないか」

A「すみませんでした、。以後、気を付けます」

私がそう言うと、周りのみんながザワザワし出す。

「なにそれー以後気を付けますだって

　やっぱ優等生は違うねー」

「ふつう使わないよねーさすが学級委員の学年二位、なんて(笑)」

嫌味を言うのなら、そんなこそこそ言わないで

堂々とはっきり言って欲しい

そしたら、諦めつくのに

すると、いきなり隣で様子を見ていたジョンハンくんが

口を開いた。

ジョンハン「せんせー、Aが遅れたの、俺のせいなんでー

　許してやってくださいよ」

周りの目なんか気にしない、

そして、いきなり名前で呼ばれたことに

少しだけ、ほんの少しだけ

ドキ、っとしたのは内緒

「え、そうなのか？」

A「あ、、いや、、あの、、」

上手く言えなくて、またオドオドしていると

「ジョンハンくん、あんな人と関わらなくていいんだよ！」

「そーそー。だって、遅れたのはAさんじゃーん」

こんな人たちに、何も言えない自分が

ものすごく、

憎い。