ななふく達のSルート (ページ10)

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7=Mischievous trick ページ10

遺跡を出るとそこは雪が降り積もった寒い場所に出た.....
ここは地下の世界のはずではないのだろうか?....
それでも夜凪は進む....
するとゲート?っぽい物が付いた橋の様な所に着き...後ろから足音が聞こえた
「Hey,human」
後ろまで近付くと英語で声をかけて来た
「へんじ、もないの、ね.....英語はわから、ない...かな...?」
「まぁ、良いや....、初めて....会う...のに...挨拶も、ないの?....」
「こっちを、むいて....握手、して....」
そう言われたので、面倒だが、後ろを向いて、握手し......
ﾌﾟｩｩｰ
「あはは。ひっかかった......。手に、ブーブークッションを....しかけて、おいたの.....」
そう楽しげにパーカーを着て、顔半分を頭蓋骨で覆った少女は宙を漂って笑った
「お約束の……ギャグ、でしょ?」
「……」
「えっと………今のは…わら、う…とこ、だよ?…」
自分だけ笑ったのが恥ずかしいのか、少女は顔を紅くして、夜凪から目を逸らす
「せ、せめて…顔だけでも……ニコッとして…」
「……(お姉ちゃんも…ニンゲンを見る目が……ないね…)」
少し顔から赤みが抜け目を逸らして少し寂しそうにそう少女は考えた
「まぁ、別に…良いか……笑いのツボ…は…人それぞれ…」
「あたしはサンズ」
「見ての通り…………スケルトン……いや、スケルトン……ゴーストだよ…」
どちらかと言うとゴーストな気がする……
言うなればスケルトンの仮装をしたゴースト…?
「とりあえず、あたしは…ここで…ニンゲンが来ないか…見張ってろって…言われてる…の」
「と言っても…」
「あたし的には…ニンゲン捕まえ……るとか……どうでも…良いけどね」
「でも…弟のパピルスは…」
「筋金入りの…ニンゲンハンターだよ…」
「あ、噂をすれば…来た…」
「そうだ……とりあえず…そこのゲートっぽいのくぐって…」
「普通に通れる……でしょ?」
「パピルスが……作ったんだけど……意味ないよね…?」
あはは、と笑っては言う。
ゲートをくぐって先に進む
ちょっと進んで足を止めると、何故か自分にぴったりのサイズのランタンが置いてあった

「そこの…丁度良い……形のランプに……隠れて……」
夜凪は隠れずにそのまま無言でその場に立っている
「……」
「……別に…そこに居たいなら…居ても…良いけど…」
少し気まずそうにサンズはそう言う
しばらくすると長身の、赤いスカーフを巻き、顔の半分を頭蓋骨で隠した男が現れた