検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:122,323 hit

七十三話 ページ33

木から降り、地面に足をついた炭治郎。


恐る恐るAを振り返った、次の瞬間。



「うふぇ!?」



ガッと両頬をつままれたと思えばみよ〜んと伸ばされる。



「な、なにを」


「ほんとは今すぐにでも締めてやりたい」


「??」


「でもお前、熱あるんだろ」


「!」



心配の匂いがAからした。


思わず炭治郎が目を向けると、真剣な青碧の瞳と目が合う。



「ただの熱だからとか思ってるんだろ?熱を甘く見るなよ、下手したら死ぬ」


「そっ、そうなのか?」


「そうだよ。だから、その、まぁ…無理は、しない方が…ぃぃ」



言葉が後半に向かうにつれて小さくなる。


見るからに照れている。凄く照れている。


炭治郎の鼻が無くても分かるほどだ。



「……へへっ」


「…」



Aは無言で頬をつまむ指に力を込めた。



「いいでででっ」


「勘違いするなよ。俺はしのぶさんに言われて"仕方なく"来てやっただけだ」



典型的なツンデレなのかもしれないね。

七十四話→←七十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:名梨 | 作成日時:2020年1月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。