最終話5※バッドエンド※ ページ21
⚠︎65話の続き⚠︎
『…って、なるわけ無いじゃん。俺のせいで人が1人亡くなってるんだよ、？今更どの面下げて生きろってんだよ』
俺が幸せになる未来を想像して見てもやはりそれはどれも違うのだ。
本当にそれが湊人の願いだとしてもそんな事は知ったこっちゃ無い。
何故なら湊人は1人幸せになったのだから。
『俺がここで死んだら湊人はどうなると思う？本当にそれが湊人の願いなら幸せにはなれない。』
類「何を言って…」
『湊人は俺に言ってくれたの。"一緒に堕ちよう"って。俺は湊人の事を信じてるの。…それに俺が今ここで生きた所でどのみち俺はまた死を選ぶ。』
司「何故…ッ！！！」
『だって湊人が居ない世界なんて…価値ないんだもん』
そう言って笑って見せれば2人は血の気が引いたような顔をしていた。
『俺の幸せを願うのなら…俺の死を邪魔しないで』
そう俺が言葉にすれば時刻がついにその時になった。
『じゃあね2人とも。おやすみなさい』
そう言葉にすれば背中を後ろへと倒す。
2人は急いで俺の元へ駆けつけるものの当然間に合うはずもなく惨めな表情を浮かべていた。
宙へと投げられた体は浮遊感を味わいながら重力に従い地面へと吸い寄せられる。
心臓が浮くような感覚。
とても怖い。
けど…
これで会えるんだよね。
湊人。
グシャ。
〜神代 類side〜
Aが飛び降りた。
地面から叩きつけられるような音が聞こえて来た。
金網を両手で掴みながらその場から動くことができなかった。
Aが死んだ。
いやまだ可能性があるかもしれない。
分かってる。まだ決まったわけじゃない。
けれどもう分かっているんだそんな事。
Aはもう…
もう死んで…
『ちょっと類？話聞いてた？』
類「…あ、すまない。少し考え事をしてしまっていたよ。」
『どうせまた発明品に関してでしょ。本当類そういうの好きだよね』
そう目の前で不貞腐れているAの頬に手を伸ばせば体を前へと突き出し口付けをする。
ふにゃりとしたその感触に笑みを溢せば頬をそっと撫でる
類「すまなかった。機嫌を直しておくれ」
『今度ココア買って来てくれるならいいよ。』
類「それでAの機嫌が直るのならいくらでも買ってくるよ」
そうAに言えば2人して笑い合う。
母「…類、？司くん達が来ているわよ…？」
類「ああすまない母さん。今Aと話しているから少し待ってておくれ」
そう言えばAの方へと向き直る
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ハデス - 奏斗との歪んだ共依存が露呈というよりは垣間見える感じでとてもリアルでとても面白かったです。完結おめでとうございます！！神作です！！ (7月12日 13時) (
レス) @page22 id: b5ef1167b7 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。最後のバットエンドで類くんだけでなく司くんまでもがラブドールの主人公を本物と錯覚？してしまい抱きしめるところはゾクッときてしまいました。とても楽しく読ませていただき、とても夢中になる作品でした。 (2023年4月11日 0時) (レス) @page23 id: 62d4ca850a (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます…とても最高でした…それにハッピーエンドからノーマルエンドバッドエンドまで見せていただけて本当に嬉しいです…次作や続きがありましたら幸いです… (2023年4月10日 1時) (レス) @page23 id: ff2512c7cb (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - うわぁもう最高でした…ありがとうございました… (2023年4月9日 7時) (レス) @page23 id: cdedb7c8a1 (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - mさん» そう言って頂きありがとうございます！もうすぐで終わりを迎えますのでそれまで何卒よろしくお願いします！！ (2023年3月31日 17時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甲殻類アレルギー | 作成日時：2022年12月26日 18時
