□真面目に ページ7
「え〜皆さんに話があります」
飛貴「なになに」
「こないだ私雑誌出たじゃないですか。あれに皆さん質問送ってくれたと思うんですけど、なんなのあの質問は？」
龍我「え？どしたの？」
龍我がとぼけたような表情を見せる
「実物持ってこようか？」
このためにわざわざカバンに入れてきたんだから
「お兄ちゃんはまだ分からなくもないのよ」
大昇「よかった〜」
「あの中だとね」
大昇「一言余計だわ」
「で、龍我。もはや質問じゃないでしょ」
龍我「え〜どこが？」
「私への質問じゃないじゃん！大人の方への要望じゃん！」
龍我「だって俺も出たいんだもん」
それは直接言ってください
「那須くんも、他に聞くことあったでしょ？」
雄登「無い。だって、楪のこと何でも知ってるもん」
飛貴「うわ〜、さすが束縛系彼氏だ。スマホの中身も全部知ってたりして」
雄登「ちげーわ」
「あれ読者の方々に楪を知ってもらうやつなのよ。読者の方に私の勉強事情知ってもらってもなんにもなんないから」
「初対面の自己紹介で、私は勉強で困ってません、なんて言わんのよ普通」
「で、飛貴くんも僕へ一言、質問ではないけど、まだマシだった」
飛貴「マシってなに！めっちゃよかったでしょ？」
「藤井ちゃんはどしたの？」
直樹「どしたの、って俺と楪とどっちがかわいいかって話ちゃんとしとかなきゃじゃん」
「もう藤井ちゃんが宇宙一かわいいで終わったじゃん!!」
直樹「初めて楪のこと見た人は分かんないじゃん」
「初めて見た人にはまだ分からなくていいのよ。ファンになってから知ってもらえれば」
「一世もキックボクシング誘ってくれてありがとね。質問じゃないけど。でも遠慮しときます」
一世「え〜、Aとやりたかったぁ」
「ごめんね？でも私がやると確実に怪我するから」
一世「じゃ、今度奢って♡」
「はいはい」
一世、かわいい顔してほんと小悪魔なんだよな〜
JKに奢らせる大学1年生ってどう思う？
龍我「俺も〜」
「割り勘ね♡」
龍我「ねー金指だけずるい！！」
「那須くんに奢ってもらえば？」
雄登「はぁ？なんで俺なんだよ」
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作者名：しゅうか | 作成日時：2022年7月30日 20時
